ディスレクシアとは

ディスレクシアは、知的能力には異常がないにもかかわらず、文字の読みもしくは書き(もしくはその両方)に著しい困難を示す障害のことです。この困難さは、「音韻情報処理の過程」や「視覚情報処理の過程」などの障害によるものと考えられており、人によってその困難さの状態はさまざまです。 1999年に文部科学省が定義した「学習障害」の中核をなす障害であると考えられます。

定義

統計上の分類

ディスレクシアは脳の高次機能に関連した障害と考えられており、原因的な側面からの分類はなされていないようです。疾病や死因などの統計データを得るための「統計基準上の分類」として、次の2つが広く用いられています。

世界保健機構の疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)

精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)