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誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに
主な質疑
目次
これは要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。読みやすさを考え、初回(初)と、再質問(再)の質疑を合わせています。また、簡略化のため、理事者側(市役所側)の答弁から敬語表現を省いている部分があります。実際は理事者側のすべての答弁が、市民に対する敬語表現でなされています。
今回質問する理由
本年8月23日の生活文教委員会・事務報告において、市立学校における新型コロナウイルス感染症に係る9月以降の対応について、
体育の授業や登下校等では、子どもたちの心身の健康を優先し、マスクを外すよう指導します
マスク着用の有無により、差別や偏見が生じることがないよう指導します
との報告があった。
その後、保護者に同内容を含んだメールが送信されている。
これらの対応は、本年2月28日に全会一致で採択された請願第12号(市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについて)など、かねてから求めてきたことであり、対応していただいていることは大変ありがたい。
一方で、本年6月定例会の一般質問でも指摘した、小平市立学校版感染症予防ガイドライン令和4年6月7日版の誤りについては修正される様子がなく、またそのときにも指摘した、福岡市ではやめている黙食も、小平市では終わる気配がない。
そこで、質問する。
体育の授業や登下校時に、具体的に、どのような方法で、マスクを外す指導をするか
体育の授業や登下校時に、具体的に、どのような方法で、マスクを外す指導をするか。
児童・生徒の発達の段階に応じて、
- 授業開始前
- 授業中
- 下校前
に一斉指導するとともに、児童・生徒の様子や事情に応じて、個別に声掛けをしている。
マスク着用の有無により、差別や偏見が生じることがないよう、具体的に、どのように指導するか
マスク着用の有無により、差別や偏見が生じることがないよう、具体的に、どのように指導するか。
- アレルギーや心身の状況等の理由により、マスクを着用できない児童・生徒
- 常時マスクを着用することで不安や不調等を感じる児童・生徒
がいることについて、児童・生徒の発達の段階に応じて、
- 全校朝会
- 学年集会
- 学級活動
等の機会に、一斉指導するとともに、児童・生徒の様子や事情に応じて個別に声掛けをしている。
これらの指導が実際に実施されていることを、教育委員会としてどのように確認するか
これらの指導が実際に実施されていることを、教育委員会としてどのように確認するか。
学校を訪問する機会等に確認し、必要に応じて、指導・助言していく。
問題が生じているのに、なぜガイドラインを修正しないのか
本年6月定例会の一般質問で指摘したように、
エ 熱中症リスクが高い夏場においては、熱中症対策を優先し、登下校時や休憩時間における外遊び、屋外での教育活動においては、十分な距離が確保できる場合は、マスクの着用は必要ない。
は、文科省や厚労省が求めているものとは異なる対応であり、趣旨からしても間違っている。
一方、今回の指導は、文科省や厚労省が求めているものに沿った「外すよう指導する」であるが、同ガイドラインには記載がない。
この2点の問題が生じているのに、なぜ同ガイドラインを修正しないのか。
次回の改訂の際には、ガイドラインに記載している表現と、文部科学省、および厚生労働省が示している表現、並びに市立学校における9月以降の対応に関するお知らせの表現との整合性を図っていく。
つまり、「間違えた情報を掲載していても問題ないガイドラインである」という理解でよいのかなと思います。
そのようなガイドラインに従わなくてはならないとしたらアホらしい、と思うのは私だけでしょうか。
東京都として黙食の徹底という指導があるとしたが、その指導は、いつの、どの文書で行われているか
本年8月23日の生活文教委員会事務報告で、給食について、東京都として黙食の徹底という指導があるので、黙食を継続せざるを得ないと考えている旨の発言があったが、具体的に、いつの時点の、どの文書で、そのような指導が行われているか。
東京都からは複数回にわたり、黙食を含めた新型コロナウイルス感染症対策に関する通知が発出されている。
直近では、本年8月18日付で、東京都教育委員会教育長名で、夏季休業明けにおける新型コロナウイルス感染症対策についての通知が発出されている。
当該文書では、児童・生徒への指導のひとつとして、昼食時は対面形式にならないようにし、食事中は会話をしないこととされている。
この該当資料がインターネット上には見当たりませんので、教育委員会に出してもらいます。
以上