29年度ごみ実態
多摩地域ごみ実態調査
小平市一般廃棄物処理基本計画
家庭ごみの有料化について
「妥当な金額は?」という質問に対して「無回答」が最も多いことは、金額決定上参考となる情報が、市民の手元にないことを示しているのではないでしょうか。
新設ごみ処理施設まとめ
小平・村山・大和衛生組合
ごみは小平・村山・大和衛生組合(小平市中島町)に運ばれ、燃やすごみは焼却処理、燃やさないごみや粗大ごみは破砕処理されます。その後、焼却灰や破砕処理されたごみは、西多摩郡日の出町にある二ツ塚廃棄物広域処分場(東京たま広域資源循環組合)に運ばれます。
小平市のごみ・資源物の量と推移 より
- 焼却炉
- 3号焼却炉 処理能力:150t/24h 昭和50年 3月竣工(平成2年改修)
- 4号焼却炉 処理能力:105t/24h 昭和61年11月竣工
- 5号焼却炉 処理能力:105t/24h 昭和61年11月竣工
- 粗大ごみ処理施設 処理能力:75t/5h 昭和50年10月竣工(平成9年改修)
- 不燃物積替場 面積:約690㎡ 昭和43年12月竣工
- 廃水処理施設 処理能力:51㎥/24h 昭和50年3月竣工
3市共同資源化事業基本構想(平成26年9月策定)
(仮称)3市共同資源物処理施設整備実施計画(平成28年2月策定)
- 住所:東京都東大和市桜が丘 2 丁目 122 番地の 2
- ごみ処理能力
- 容リプラ:17.0t/日
- ペットボトル:6.0t/日
- 搬入車両は1日64台程度、搬出車両は10トントラックで1日当たり1~2台程度
- 概算建設費:約19億円(交付金約5.5億円充当予定)平成28年2月策定時→約26億円(交付金約7.6億円充当予定)平成28年12月時( (仮称)3市共同資源物処理施設整備費の補正予算について より)
- 小平市の分担金:約6.9億円→約9.6億円(上記資料のデータより、分担金割合が小平市:東大和市:武蔵村山市=53:23:24として計算)
- 年間維持費:約2億円~2億4千万円
- 運営方式:公設+長期包括的運営委託方式
- 必要人員:59名~68名
- ライフサイクルコスト:不明
- 陳情
- 30第17号陳情 小平・村山・大和衛生組合資源物中間処理施設に関する陳情(受理: 平成30年8月27日)
- 30第15号陳情 小平・村山・大和衛生組合資源物中間処理施設について、東大和市議会建設環境委員会に所管事務調査を求める陳情(受理:平成30年5月29日 )
- 30第12号陳情 小平・村山・大和衛生組合資源物中間処理施設に関する陳情(受理:平成30年2月15日)
小平市が有料化する平成31年度は、添付資料2の予測では、前年に比べ5,673トンと大きく減少する。小平市が現行どおりサーマルリサイクル処理を続けてもごみ量はふえることはないことが判明している。
- 29第7号陳情 小平・村山・大和衛生組合資源物中間処理施設に関する陳情(平成29年8月29日 )
処理施設で行う2品目、ペットボトルと容器包装プラスチック(以下、「容リプラと略」)の処理は、東大和市・武蔵村山市では民間委託されている。一方小平市は、ペットボトルと硬質の容リプラの処理を同市のリサイクルセンターで行い軟質容リプラを衛生組合の焼却炉で燃やしている。新たに小平の軟質容リプラを資源化するためにのみ必要な施設とも言える。いわば4団体ではなく小平市主導の推進事業である。
(略)
東大和市民にとっては、処理方法の変更(民間委託から4団体の直営に。直営とはいえ、建物を所有するのみで運営は実質民間に委託)で市民の負担は増大する。(他の2市も同様と思われる。)運営経費の一部や借入金利息等不確定な要素
はあるが、確定している部分のみで年間約2,000万円の増となる。(市長への手紙にて問い合わせ、回答にて試算)(略)
施設建設費が平成26年3月の基本構想13.2億円から同29年1月の契約時25.4億円と短期間に大きく増大している。当然衛生組合からは増大理由の概略説明はあるも、具体的・詳細な開示はないままに推移している。
- 武蔵村山市のパブリックコメント(時期不明・リンク元みつからず)
なお、ヨーロッパではサーマルリサイクル(エナジーリカバリー)方式が広まっています。また、資源・エネルギー消費削減効果もCO2削減効果も、マテリアルリサイクルよりもサーマルリサイクルの方が効果が高いというデータもあります。
一般社団法人プラスチック循環利用境界パンフレット『8つの?』より
東大和市や武蔵村山市の問題で関係ないと思っている方も多いかもしれませんし、小平市のサイトにはほとんど情報が掲載されていませんが、実際は小平市の負担が最も多く、建設費の分担金は約9億円になります。さらに年間の運営費は全体で2億円以上が予定されています(分担金はその詳細が示されていないため逆算して推定)。
この計画は、サーマルサイクルを活用する方法と比較して本当に意味のある投資計画だったのでしょうか。調べた限りでは、大いに疑問が残る策定と言わざるを得ません。
小平市の人口約19万人で割れば、1人当たり
建設費分担金:4700円
運営費:1100円(年間)
となります。
(仮称)不燃・粗大ごみ処理施設整備基本計画(平成29年3月改訂)
(仮称)不燃・粗大ごみ処理施設整備基本計画(平成29年3月改訂)
- 耐用年数:30年(7~15年で大幅な改修が必要)
- 年間維持費:1億2千万円~1億5千万円
- 契約金額:26.7億円(交付金はこの1/3)
- 契約業者:メタウォーター株式会社
- 処理能力
- 不燃ごみ:21 t/日
- 粗大ごみ:7 t/日
- 破砕残渣については
- 新ごみ焼却施設の整備後から熱回収による資源化
- 新ごみ焼却施設の整備前までの間は民間委託による資源化
- 工事期間:2018/2/20~2020/3/31
- 運営方式:公設+長期包括的運営委託方式
- 稼働開始:平成31年度末
- 必要人員:18名
- ライフサイクルコスト:不明
(仮称)新ごみ焼却施設整備基本計画
(仮称)新ごみ焼却施設整備基本計画(案)に対するパブリックコメントの実施結果
- 施設規模:236t/日
- 処理方式:焼却方式(ストーカ式もしくは流動床式)
- 炉数:2
- 煙突の高さ:59.5m
- 建設費:258億円
- うちエネルギー効率の高い設備については1/2, その他は1/3の交付金を充当予定
- 旧施設解体費:35億円
- 必要人員:未定
- 年間運営費:未定
- ライフサイクルコスト:未定
- 稼働開始:平成37年度末
広報「えんとつ」
こもれびの足湯
小平市リサイクルセンター
紙や布類、ビン、カン、ペットボトルなどの多くの品目を分別収集しています。こうして分別収集された資源物は、直接、または小平市リサイクルセンターなどで選別・圧縮などのうえ、再資源化業者に引き渡して、リサイクルされています(その他、粗大ごみの一部は、リプレこだいらで補修などのうえ販売して、リユースされています)。
小平市のごみ・資源物の量と推移 より
整備基本計画
新リサイクルセンター長期包括運営事業の実施方針の公表について
- 全体概算事業費:約17億円
- 運営費(年間):1.2億円~1.7億円
- 耐用年数:平成55年度(2043年度)まで
- ライフサイクルコスト:25,300円~35,200円(小平市民1人当たり)
えんとつフェスティバル
小平市清掃事務所
電池や蛍光管、拠点収集した紙パックなど、これまで小平市清掃事務所で行っていた選別も、この小平市リサイクルセンターで担うようになる。小平市清掃事務所は解体。
東京たま広域資源循環組合
小平・村山・大和衛生組合で焼却・破砕処理した焼却灰及び破砕不燃物は、東京た
ま広域資源循環組合に搬入しています。東京たま広域資源循環組合では、「廃棄物減容(量)
化基本計画」を策定していますが、本市の搬入量は、計画で定められた搬入配分量を上回っ
ているため、超過金を課せられています。また、ごみの最終処分を地域外に依存しているこ
とも考慮して、更なるごみ減量を推進し、搬入量を減量する必要があります。
小平市一般廃棄物処理基本計画 より
平成29年度二ツ塚処分場(エコセメント化施設を含む)組織団体別廃棄物搬入量 より作成
第5次廃棄物減容(量)化基本計画
- 第5次廃棄物減容(量)化基本計画
エコセメント事業が軌道に乗ったことにより、それまで埋め立てざるを得なかった焼却残さは全量資源として再利用できるようになった。また、不燃残さの搬入量は、組織団体によるリサイクル推進も重なり大幅に削減したことから、ピークである平成12年度と比べて約98%減少した。
近年複数の組織団体における中間処理施設の更新や施設の機能変更によって質及び量に変化が生じている。(略)エコセメント化施設の乾燥灰受入能力を超える事態も想定しておく必要がある。
3R(リデュース・リユース・リサイクル)
市内小売店の店頭回収などを利用しよう
リサイクル情報
自転車のリサイクル
食物資源循環事業
イベント用リユース食器・容器の無料貸し出し
資源物の集団回収リサイクルによる補助金制度
- 布類 1kgあたり7円
- 新聞・雑誌類・段ボール 1kgあたり9円または6円
※引渡し業者選定依頼書を提出した場合は、補助金額が1kgあたり6円になります。 - 牛乳パック 1kgあたり9円
- 生きビン 1本あたり7円
- カレット(ビンを細かく砕いたもの) 1kgあたり7円
- 金属類(スチール缶) 1kgあたり7円
- アルミ缶 1kgあたり25円