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ごみ問題調査

小平市のごみ処理関連情報(自分のまとめ用)

By 2018年10月31日7月 21st, 2019No Comments
自分まとめ用に、収集した情報を乱雑に載せています。行政の情報があまりにもまとまっていないため、再度探す手間がなくなるように、ここにブックマーク的にまとめておくものです。リンクを辿ることでほとんどの関連データにアクセスできるようにしておりますが、ざっと見て内容がすぐに理解できる用には作っておりませんのでご了承ください。まとめは別途投稿致します。

29年度ごみ実態

多摩地域ごみ実態調査

多摩地域ごみ実態調査

多摩地域ごみ実態調査(平成29年度統計)完全版 より作成

このデータからは、小平市は不燃ごみが多く、可燃ごみは比較的少なめというデータです。なお、集団回収を行っていることなどにより、小平市が発表しているデータとは相違があります。

小平市一般廃棄物処理基本計画

小平市一般廃棄物処理基本計画

小平市一般廃棄物処理基本計画(改訂)について より

小平市のごみ処理基本計画です。説明会に参加した人数が他の説明会やパブリックコメントと比べて多いことも気になります。市民の関心のある出来事だったからなのか、もしくは広報が功を奏したか。どのような広報を行ったのかも気になるところです。

家庭ごみの有料化について


多摩地域ごみ実態調査(平成29年度統計)完全版 より作成



小平市ごみ・資源に関するアンケート調査報告書(2017/3/31)より

ごみ袋の価格はアンケート結果と他市との比較から決めたとのことです。主体性は特に感じませんが妥当な決定方法だと思います。有料化は賛成多数ですが、反対や抵抗のある人も多いようです。
「妥当な金額は?」という質問に対して「無回答」が最も多いことは、金額決定上参考となる情報が、市民の手元にないことを示しているのではないでしょうか。

新設ごみ処理施設まとめ

今後新設が予定されている小平市のごみ処理施設をまとめてみました。

小平・村山・大和衛生組合

小平・村山・大和衛生組合

 ごみは小平・村山・大和衛生組合(小平市中島町)に運ばれ、燃やすごみは焼却処理、燃やさないごみや粗大ごみは破砕処理されます。その後、焼却灰や破砕処理されたごみは、西多摩郡日の出町にある二ツ塚廃棄物広域処分場(東京たま広域資源循環組合)に運ばれます。
小平市のごみ・資源物の量と推移 より

  • 焼却炉
    • 3号焼却炉 処理能力:150t/24h 昭和50年 3月竣工(平成2年改修)
    • 4号焼却炉 処理能力:105t/24h 昭和61年11月竣工
    • 5号焼却炉 処理能力:105t/24h 昭和61年11月竣工
  • 粗大ごみ処理施設 処理能力:75t/5h 昭和50年10月竣工(平成9年改修)
  • 不燃物積替場 面積:約690㎡ 昭和43年12月竣工
  • 廃水処理施設 処理能力:51㎥/24h 昭和50年3月竣工

3市共同資源化事業基本構想(平成26年9月策定)

3市共同資源化事業基本構想(平成26年9月策定)

(仮称)3市共同資源物処理施設整備実施計画(平成28年2月策定)

この計画について、武蔵村山市の住民意見はほとんどが反対です。サーマルリサイクルとの比較検討や、揮発性有機化合物(VOC)の評価がしっかりなされずに計画が進んでしまったこと、さらにそういった指摘があったのちも、市民の声に応えて比較検討や評価を行う姿勢がないことなどに大きな原因があると思います。
なお、ヨーロッパではサーマルリサイクル(エナジーリカバリー)方式が広まっています。また、資源・エネルギー消費削減効果もCO2削減効果も、マテリアルリサイクルよりもサーマルリサイクルの方が効果が高いというデータもあります。


一般社団法人プラスチック循環利用境界パンフレット『8つの?』より
さらに、計画策定時点から10か月ほどで建設費が約19億円→約26億円と37%も増加していることは大きな問題です。

東大和市や武蔵村山市の問題で関係ないと思っている方も多いかもしれませんし、小平市のサイトにはほとんど情報が掲載されていませんが、実際は小平市の負担が最も多く、建設費の分担金は約9億円になります。さらに年間の運営費は全体で2億円以上が予定されています(分担金はその詳細が示されていないため逆算して推定)。

この計画は、サーマルサイクルを活用する方法と比較して本当に意味のある投資計画だったのでしょうか。調べた限りでは、大いに疑問が残る策定と言わざるを得ません
小平市の人口約19万人で割れば、1人当たり
建設費分担金:4700円
運営費:1100円(年間)
となります。

(仮称)不燃・粗大ごみ処理施設整備基本計画(平成29年3月改訂)

(仮称)不燃・粗大ごみ処理施設整備基本計画(平成29年3月改訂)

  • 耐用年数:30年(7~15年で大幅な改修が必要)
  • 年間維持費:1億2千万円~1億5千万円
  • 契約金額:26.7億円(交付金はこの1/3)
  • 契約業者:メタウォーター株式会社
  • 処理能力
    • 不燃ごみ:21 t/日
    • 粗大ごみ:7 t/日
  • 破砕残渣については
    • 新ごみ焼却施設の整備後から熱回収による資源化
    • 新ごみ焼却施設の整備前までの間は民間委託による資源化
  • 工事期間:2018/2/20~2020/3/31
  • 運営方式:公設+長期包括的運営委託方式
  • 稼働開始:平成31年度末
  • 必要人員:18名
  • ライフサイクルコスト:不明
不燃ごみの破砕残さは結局焼却処分され、熱回収による資源化を行うこととされている。熱回収による資源化を行うのであれば、プラスチックごみも同様に熱資源化(サーマルリサイクル)で良かったのではないだろうか。3市共同資源化事業基本構想には大きな疑問符がつく。

(仮称)新ごみ焼却施設整備基本計画

(仮称)新ごみ焼却施設整備基本計画(平成30年2月)

(仮称)新ごみ焼却施設整備基本計画(案)に対するパブリックコメントの実施結果

  • 施設規模:236t/日
  • 処理方式:焼却方式(ストーカ式もしくは流動床式)
  • 炉数:2
  • 煙突の高さ:59.5m
  • 建設費:258億円
    • うちエネルギー効率の高い設備については1/2, その他は1/3の交付金を充当予定
  • 旧施設解体費:35億円
  • 必要人員:未定
  • 年間運営費:未定
  • ライフサイクルコスト:未定
  • 稼働開始:平成37年度末
サーマルリサイクルにも対応している施設を予定していると思われる。

広報「えんとつ」

広報「えんとつ」

こもれびの足湯

ごみ焼却施設の余熱を利用した『こもれびの足湯』

小平市リサイクルセンター

紙や布類、ビン、カン、ペットボトルなどの多くの品目を分別収集しています。こうして分別収集された資源物は、直接、または小平市リサイクルセンターなどで選別・圧縮などのうえ、再資源化業者に引き渡して、リサイクルされています(その他、粗大ごみの一部は、リプレこだいらで補修などのうえ販売して、リユースされています)。
小平市のごみ・資源物の量と推移 より

整備基本計画

整備基本計画

新リサイクルセンター長期包括運営事業の実施方針の公表について


整備基本計画概要版より

  • 全体概算事業費:約17億円
  • 運営費(年間):1.2億円~1.7億円
  • 耐用年数:平成55年度(2043年度)まで
  • ライフサイクルコスト:25,300円~35,200円(小平市民1人当たり)

えんとつフェスティバル

えんとつフェスティバル

小平市清掃事務所

電池や蛍光管、拠点収集した紙パックなど、これまで小平市清掃事務所で行っていた選別も、この小平市リサイクルセンターで担うようになる。小平市清掃事務所は解体。

東京たま広域資源循環組合

小平・村山・大和衛生組合で焼却・破砕処理した焼却灰及び破砕不燃物は、東京た
ま広域資源循環組合に搬入しています。東京たま広域資源循環組合では、「廃棄物減容(量)
化基本計画」を策定していますが、本市の搬入量は、計画で定められた搬入配分量を上回っ
ているため、超過金を課せられています。また、ごみの最終処分を地域外に依存しているこ
とも考慮して、更なるごみ減量を推進し、搬入量を減量する必要があります。
小平市一般廃棄物処理基本計画 より

平成29年度二ツ塚処分場(エコセメント化施設を含む)組織団体別廃棄物搬入量 より

平成29年度二ツ塚処分場(エコセメント化施設を含む)組織団体別廃棄物搬入量 より作成

「東京たま広域資源循環組合」が公表しているデータを単純に30年3月時点の推計人口で割って計算すると、以上のようなデータになります(実際の搬入残さ量は小平市・東村山市・東大和市の合計なので、それをどう各市に配分しているのかは詳細に調べないと分かりません)。このデータからすると、小平市は、不燃残さ・1人当たりの搬入残さ共に多く、そのため超課金が課されている状況だと考えられます。小平市はごみ減量を俯瞰的な観点から推進していく必要があります。不燃残さについては、サーマルリサイクルの手法を用いれば解決する問題なのではないでしょうか。

第5次廃棄物減容(量)化基本計画

  • 第5次廃棄物減容(量)化基本計画

    エコセメント事業が軌道に乗ったことにより、それまで埋め立てざるを得なかった焼却残さは全量資源として再利用できるようになった。また、不燃残さの搬入量は、組織団体によるリサイクル推進も重なり大幅に削減したことから、ピークである平成12年度と比べて約98%減少した。

    近年複数の組織団体における中間処理施設の更新や施設の機能変更によって質及び量に変化が生じている。(略)エコセメント化施設の乾燥灰受入能力を超える事態も想定しておく必要がある。

エコセメントの在庫量(活用量)が気になるところですが、埋め立てせずに全量を資源に変換できていることは素晴らしいことだと思います。

3R(リデュース・リユース・リサイクル)

市内小売店の店頭回収などを利用しよう

市内小売店の店頭回収などを利用しよう

リサイクル情報

リサイクル情報

自転車のリサイクル

自転車のリサイクル

食物資源循環事業

食物資源循環事業


小平市ごみ・資源に関するアンケート調査報告書(2017/3/31)より

現状では参加したいと思う方より参加したくないと思う方の方が多いようです。これは広報が不足しているという原因の他に、事業の計画時点から市民が参加していないため、当事者意識が生まれない事業である、ということもあると思います。

イベント用リユース食器・容器の無料貸し出し

イベント用リユース食器・容器の無料貸し出し

資源物の集団回収リサイクルによる補助金制度

資源物の集団回収リサイクルによる補助金制度

  • 布類 1kgあたり7円
  • 新聞・雑誌類・段ボール 1kgあたり9円または6円
    ※引渡し業者選定依頼書を提出した場合は、補助金額が1kgあたり6円になります。
  • 牛乳パック 1kgあたり9円
  • 生きビン 1本あたり7円
  • カレット(ビンを細かく砕いたもの) 1kgあたり7円
  • 金属類(スチール缶) 1kgあたり7円
  • アルミ缶 1kgあたり25円

不要はがきのリサイクル

不要はがきのリサイクル

クリーンメイトこだいら

クリーンメイトこだいら

小型家電回収ボックス

小型家電回収ボックス

ごみ・リサイクル情報誌「ごみらいふ」

ごみ・リサイクル情報誌「ごみらいふ」

インクカートリッジの回収

インクカートリッジの回収

陶磁器食器のリサイクル

陶磁器食器のリサイクル

リサイクルキャラバン

リサイクルキャラバン

小平市ごみ・資源に関するアンケート調査報告書(2017/3/31)より

現状では認知率が非常に低いという結果です。これも「食物資源循環事業」と同じで、市民が最初から参加していない結果である可能性もあります。

その他

食物資源(生ごみ)処理機器の購入費補助金制度

食物資源(生ごみ)処理機器の購入費補助金制度

防鳥ネットの貸出し

防鳥ネットの貸出し

こだいら環境フェスティバル

こだいら環境フェスティバル

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