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上田市立丸子中央小学校
*作成中
- 特別支援学級で1学級に2台、iPadが入っています。
- そうなるまでには5年前、平岡先生のような指導主事の方に私の授業を見に来ていただいて、それを教育委員会の方に持っていっていただき、今度は教育長、市長に私の授業を見に来てもらい、そこから議会にかかって、予算化していただいて、次の年度からiPad、デイジー教科書導入ということで、平成27年度から3年かかって今年の29年度で、市内の全小中学校の特別支援学級に配布が完了しました。5年くらいかかっています。
- パソコンで動かすソフト、ブロデューサーという製作ソフトがあります。学習プリントをスキャナなどで取り込んだものをデイジー再生アプリケーションで読めるようにしてくれるもの
- 自宅で使っているものは、学校のものを貸せないので、個人で購入していただいたものに限って自宅で使ってもらっています。
- 教科書を読むだけでは学習の理解度がわからないので、プリントで確認。問題があるので、読める子はルビのまま読み、読めない子は、先ほどのプロデューサーで変換して読んでもらいます。
- 書くのが苦手なお子さんは、書くこと自体がストレスになります。そういう子には選択式の回答欄だけ。書けるお子さんは、記述式を用意します。
- イヤホンやヘッドホンなど使いやすいものを使っています。
- この2人はデイジー教科書を使う前は、授業で教科書がほとんど読めないので、教科書もひらかず、机に突っ伏して寝ている。
- この子は国語のテストでも同じようにして、タブレットに変換して入れて、使ったところ、自力で初めて、小学校入学以来はじめて80点をとりました。お母さんはこのテストを額に入れて飾ってあるそうです。もうしまってあるそうですが。それでも初めて80点とったということでとても嬉しかったということでした。
- もう一人、5年生、別のお子さんです。教科書が読めない子。WISC検査の結果も低いですね。漢字の読みも1年生ぐらい。ただ計算は同学年の5年生よりできます。4年生までテストはいつも白紙だったそうです。真っ白。今回、これをやったところ、見えにくいのですが、75点でした。「読めばできる」という結果。
- 3年生のお子さん。いつもはこのお子さん、お母さんが帰ってくるまで、宿題ができなかったそうです。読んでもらわないととりかかれなくて。だからお母さんが遅くなって帰ると、それから宿題、になるので、ご飯もお風呂も寝るのも遅くなって次の日、調子が悪い。自分でできるようになってからは、お母さんが帰ってくるころには宿題は終わってる。生活リズムも整って、おうちの中でも家庭の時間がとれて、お母さんも子どもも喜んだという事例。