議案第40号 小平市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
厚生委員会付託
概要
厚生労働省令の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い、改正するものです。改正の内容ですが、放課後児童支援員となるための資格要件に、中核市の長が行う研修を修了したものを追加するものです。
解説
現在、学童クラブの支援員として働くための資格要件として、都道府県知事もしくは政令指定都市の長が行う研修を受けることが必要です。今回その資格要件に、中核市の長が行う研修も追加するための条例改正です。研修を受ける窓口が増えることで、支援員として働くための門戸が広がり、人材の確保がしやすくなるということでしょう。
該当条項・施行期日 | |
該当条項 | 小平市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例 第10条(職員) |
施行期日 | 公布の日 |
主な質疑
質疑について(ここをクリック)
以下は要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。分かりやすくするため、括弧書きの部分は、実際の質問内容にかなり修正を加えたところもあります。また、簡略化のため、理事者側(市役所側)の答弁から敬語表現を省いている場合があります。実際は理事者側のすべての答弁において、市民に対する敬語表現で回答がなされています。
私(安竹)の質問=、意見=
一人会派の会 その他議員の質問=、意見=
その他 議員の質問=:、意見=
@ 6月11日 厚生委員会
厚生委員会には、一人会派の会からは、私(安竹洋平)が委員として参加しています。
東京都の中核市は八王子市だが、八王子市では研修を行うのか。 |
確認していないが、あるという話はないので、ないのではないか。兵庫県明石市はやるということで報道があった。(石野 子育て支援課長)
今回中核市も加えることになった背景は。つまり、放課後児童支援員の労働市場において働き手側の要求があってのことか。それとも事業者側として、人が足りないから研修の間口を広げて欲しいといった要望があってのことか。それとも、働ける可能性のある人を労働市場に引っ張り出したいとか、そういう理由があるのか。(安竹 洋平) |
前回、政令指定都市を追加した際は、政令指定都市側が提案をしてきたことから、運営者側のニーズに基づいて改正が行われていると考える。都道府県が行う研修は、学童クラブが忙しい夏休みに行われるときが多かったとか、一つの団体から2人までとか制限があり、3、4人受講させたいときに受講できないミスマッチがあったことが背景と聞いている。
小平市では働く側と雇用する側で供給と需要のバランスは取れているのか。(安竹 洋平) |
小平市は200人ほどこの研修を受講しており、職員の多くはこの資格を持っている。仮に資格のない方がいても、東京都は研修の受講ニーズが高いため、申し込めば大体希望通りに受けられる状況。(石野)
一般質問でも質問した通り、人口推計が外れてばかり。本当に小平市の人口は減っていくのかという疑問がある。小平市の人口が20万人を超えてくると中核市になる話もあるのではないか。子育て支援課として、中核市になるならないと言った(観点での)話はあるか。(安竹 洋平) |
課として、部として判断できる話ではない。人口に関しては確かに小平市は大規模な開発が一部進んでおり、他市と比べて一時的に増えているところはある。ただ大きな社会の動向として、少子化はまぎれもなくやってくる。人口はそう簡単に増え続けることはないと考えている。(伊藤 子ども家庭部長)
コロナ禍で学童クラブの開所時間を延長するなど支援員の負担は大きかったと推察する。今後、第2波、第3波がきたときはどうなるか。 |
第2波、第3波が来た際は、開所時間を延長して朝から運営することになるが、これまで夏休み・春休み・冬休みも朝から一日保育を行ってきた。それに対応するため多くの放課後児童支援員の研修を受けさせて毎年経験していることなので十分対応できる。(石野)