議案第72号 令和2年度小平市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)

議案第94号 小平市高齢者交流室の指定管理者の指定について

厚生委員会付託

ポイント

✔ 議案第72号は、高齢者交流室の指定管理料に関し、債務負担行為を設定するもの

✔ 議案第94号は、高齢者交流室の指定管理者を、(社福)小平市社会福祉協議会とするもの

⭕️ 私(安竹洋平)の判断:賛成

⭕️ 特に問題がないため賛成

概要

市長報告(クリックで開きます)

議案第72号:今回の補正予算は、本年度末で指定管理者の指定期間が満了する小平市高齢者交流室につきまして、改めて指定する来年度以降の指定管理料の債務負担行為を設定するものです。

議案第94号:本案は、小平市高齢者交流室の管理を行う指定管理者を、社会福祉法人小平市社会福祉協議会とするもので、指定の期間は、来年4月1日から令和8年3月31日までの5年間です。

解説

議案第72号と94号は関連があるので一括議題となっています。

議案第72号は、高齢者交流室について、来年度以降の債務負担行為を設定するものです。

議案代94号は、同高齢者交流室について、小平市社協を指定管理者とするものです。

事項 高齢者交流室指定管理料
限度額 高齢者交流室の管理運営に要する額
令和元年度末までの支出額 なし
令和2年度以降の支出予定額 期間:令和3年度~令和7年度
金額:限度額
左の財源内訳 国庫支出金、支払基金交付金、都支出金、その他
事項説明 指定管理者に高齢者交流室の管理運営を行わせるものであるが、指定期間が複数年度にわたるため、債務負担行為を設定するものである。

主な質疑(発言順)

質疑について(ここをクリック)

以下は要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。分かりやすくするため、括弧書きの部分は、実際の質問内容にかなり修正を加えたところもあります。また、簡略化のため、理事者側(市役所側)の答弁から敬語表現を省いている場合があります。実際は理事者側のすべての答弁において、市民に対する敬語表現で回答がなされています。

私(安竹)の質問=、意見=
一人会派の会 その他議員の質問=、意見=
その他 議員の質問=:、意見=

@ 本会議

高齢者交流室を拡大していく予定は。

学校の施設を利用しており、場所の確保、学校の理解が必要。拡大の具体的検討はしていない。(滝澤 健康福祉部長)

今は社協がやっているが、もともと地域の人が集まって作られた。その理解で良いか。

社協が受けることになったより前の立ち上がりに関しては手元に資料がない。介護保険制度が始まるときに生きがい型のデイサービスセンターとして国の要望を受け設置したもの。(滝澤 健康福祉部長)


運営は社協の職員がすべて担っているか。以前はそうではなかったがその経過は。

指定管理なので嘱託職員が運営している。社協の事務局も地域のボランティアも関わっている。ボランティアの方が関わることで日々の高齢者の活動がかなり充実している。(滝澤 健康福祉部長)


審査委員の構成として利用している当事者の視点が大事だが、そういう構成にしてもらえないか。(橋本 久雄)

利用者の意見はアンケート等で聞いている。(滝澤 健康福祉部長)

@ 厚生委員会

厚生委員会には、一人会派の会から私(安竹洋平議員)が委員として参加しています。

高齢者交流室設置の背景は。

平成11年に介護保険を円滑に実施するための特例対策で国庫補助があり、平成13年2月に小平市高齢者交流室の運用を開始。平成12年4月の介護保険制度開始に伴い、介護保険の認定外となった高齢者に介護予防を目的に開始した。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


ほかの自治体でも行われている事業か。

把握していない。補助金を受けての交流室というのはあまりないと聞いている。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


財源構成は。
介護保険事業特別会計における地域支援事業として行っており、以下の通り。
国庫支出金25%
支払基金交付金27%
都支出金12.5%
第一号被保険者の保険料23%
市の一般会計繰り出し金12.5%

来年度介護保険制度改正があるため変わる可能性がある。(赤坂 高齢者支援課長補佐)


二小でどらくらいのエリアを使用しているか。

1階の部分として、活動室1室、和室1室、トイレなどで延べ床面積166.7㎡。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


学校に費用は払っているか。

払っていない。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


平均利用者数は。

昨年度は平均約15名。今年度はコロナ禍の影響もあり1日平均8名だが新規登録が半年で13名おり、ニーズはある。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


他の学校も利用して同様の活動はできないか。

この交流室の設置当時は児童数が減少しており空き教室があった。1階の日当たりが良い場所にあったこと、二小が地域との交流も既に行っていたこと、交流室の設置に好意的だったことなど条件が重なった。今の学校の状況を踏まえて検証しなければ増やすことは難しいと考えている。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


そういう調査は行っているか。

行っていない。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


審査委員会の有識者はどういう方か。(安竹 洋平)

白梅学園大学の地域福祉を専攻している教授にお願いしている。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


コロナ禍において、利用者からのご意見は。(安竹 洋平)

コロナ禍により3月から6月にかけて休所していた。再開の際に社協が利用者に聞いたところ、

  • 自宅で閉じこもっていたので運動不足になった
  • 人との会話ができなかった利するので早く再開してほしかった
  • 再開したときに、顔と顔が見えることがすごくうれしかった

といった意見があり、午前と午後に分けて通所して頂いた時に、少しでも運動ができるような形で出来たことがうれしかったなど、再開してよかったという意見を多くもらった。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


審査結果で『事業者の社会的要請等への取組に関する加点項目』で、労働条件(報酬)の評価が6点満点中4点の理由は。(安竹 洋平)

市で定める標準的な賃金があり、80%以上の場合は4点をつけるという例示があり、それに照らし合わせて4点となっている。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


他の部署で、非課税事業でありながら課税だと考え、事業者へ過払いしていた問題があった。こちらではそのような問題は起きていないか。(安竹 洋平)

過払いは起きていない。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


事業者から提出される収支計画書と収支報告書の検証はちゃんと行っているか。(安竹 洋平)

領収書などの提出義務はないので細かいところまでは検証できないが、収支報告書が数字上間違っていないかという確認はしている。まった、費目ごとに、計画書と報告書の突合せ作業はしていない。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


特例選定と公募選定の審査基準は同じか。今後変更しても良いと思うが。

同じ。審査基準については庁内で統一したものとなるため、その基準を変更する可否についての答弁はこちらとして控える。(島田 地域包括ケア推進担当課長)


この5年間、社協が指定管理者として運営してきたことの評価は。

大きな事故もなく、一定のお利用者の満足度も高い場所となっているため、サービスの提供としては有効であったと認識している。(島田 地域包括ケア推進担当課長)

厚生委員会での賛否

全委員が賛成⭕️でした。

本会議でのやり取り

全議員が賛成⭕️でした。

原案に対する賛否

賛否一覧についてはこちらをご覧ください。