議案第79号 小平市平櫛田中彫刻美術館条例の一部を改正する条例
生活文教委員会付託
概要
市長報告(クリックで開きます)
本案は、小平市平櫛田中彫刻美術館で使用する音声ガイド機器の導入に伴い、利用者から使用料を徴収するため、改正するものです。
改正の内容ですが、附属設備使用料に関する規定を追加いたします。
施行期日につきましては、来年4月1日を予定いたしております。
解説
平櫛田中彫刻美術館で、音声ガイドを導入することに伴い、利用者から使用料を徴収するために条例を改正するものです。
使用料は原価計算に基づき、原価の半分になるように設定して200円。
答弁から明らかになりましたが「平櫛田中彫刻美術館を外国人が観覧することがほぼない」ということには驚きです。また、来館者は年間8千人~1万人程度とされていますが、このうち小平市立の小中学生の教育活動による来訪がかなりの数を占めている可能性もあります。
平櫛田中彫刻美術館は昭和59年の創設から35年間で総額約21億円の経費が使われており、その他の観光資源と比して、かなり財源を投じているようです。詳細を調べる必要があると思います。
主な質疑(発言順)
質疑について(ここをクリック)
以下は要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。分かりやすくするため、括弧書きの部分は、実際の質問内容にかなり修正を加えたところもあります。また、簡略化のため、理事者側(市役所側)の答弁から敬語表現を省いている場合があります。実際は理事者側のすべての答弁において、市民に対する敬語表現で回答がなされています。
私(安竹)の質問=、意見=
一人会派の会 その他議員の質問=、意見=
その他 議員の質問=:、意見=
@ 本会議
音声ガイドの台数と利用実績は。 |
新規導入は9台を予定。トランシーバー式のヘッドホンを使って聞く。試行運用では大体1日3人程度が利用。小規模団体が10人未満なので9台にしている。(篠宮 文化スポーツ担当部長)
@ 生活文教委員会
生活文教委員会には、一人会派の会からは伊藤央議員が委員として参加しています。
日本語と英語という2か国語だけか。外国語を英語に絞った理由は。(伊藤 央) |
最も使われている言語として英語を選択した。(島田 文化スポーツ課長)
拝観者の国籍、どの国の方が多いというデータは取れているか。(伊藤 央) |
どこの国籍の方かという調査は都度行っていない。国際交流協会とコラボレーション↓事業によると英語圏の方が多い。中国・韓国の方もいらっしゃることは把握している。(島田 文化スポーツ課長)
使用料200円の根拠は。(伊藤 央) |
更新にようした事業費として機器の購入費・コンテンツの作成費、維持管理に要するバッテリー交換など機器の更新を耐用10年と想定し、原価計算から200円と算定した。1年間約500人の利用者で10年間では大体2分の1の収入があると見込んでいる。(島田 文化スポーツ課長)
今予定している減免規定の対象者は。(伊藤 央) |
1つは、小平市立学校の児童生徒及びこれらの引率者が教育課程に基づく教育活動として観覧するときは減免。2つは、その他市長が特別な理由があると認めたとき。この「その他」として、小平市外の学校が教育課程に基づく教育活動で観覧した場合に適用した事例がある。(島田 文化スポーツ課長)
子どもは減免にするとか、市民の税金を使うので市民はタダでいいとかそういった検討はしたか。(伊藤 央) |
市民は無料というのはなかなかできない、小中学生については、美術館ウィークなり機関を設けて入場無料などそういったイベントでの対応はしている。(島田 文化スポーツ課長)
収入はどうなるか。 |
地域振興使用料に入れる。基本的に現在地域振興使用料は平櫛田中彫刻美術館の運営事業に全て充てているため、田中館の自主財源という扱いになる。(島田 文化スポーツ課長)
年間400名~500名の利用者では予算的に足りないのではないか。来館者を増やすための広報は。 |
来館者は年間8千人~1万人程度で推移してきた。観覧車を増やすようなイベントの工夫を現在行っている。広報は、市報、ホームページ、チラシの配布など通常の取り扱いとして行っている。広域連携として武蔵野美術大学や財団法人文化振興財団と連携した形での広報、東京都のぐるっとパスを使って利用者の増に努めている。(島田 文化スポーツ課長)
年間来訪者8千人~1万のうち小平市立小中学生の教育活動(授業)として来訪している人数は。
英語と日本語の利用者数は把握しているか。 |
どちらの言語を使っているかの統計はとっていない。(島田 文化スポーツ課長)
外国人の利用状況は。 |
外国人が観覧することは少ないので、利用状況はほぼない。イベントの際に外国人に貸し出しをした事例はある。(島田 文化スポーツ課長)
英語のアンケートは取っているか。 |
取っていない。日本語のみ。(島田 文化スポーツ課長)
外国人向けの広報はどうやっているか。 |
ISDAK(国際学生宿舎一橋寮の寮生組織)、国際交流宿舎、宿舎の外国人にチラシを配ったり、国際交流協会を通じてイベントの周知をしたり、その中から参加された外国人が自らSNSを通じて情報発信をしていただくことを期待している。(島田 文化スポーツ課長)
生活文教委員会での賛否
全委員が賛成⭕️でした。
本会議でのやり取り
全議員が賛成⭕️でした。