議員提出議案第20号 特別定額給付金は今回だけにとどまらず、今後も必要に応じて実施することを求める意見書提出について

諸報告に記載の通り、当一人会派の会から提出したもので、内容は以下の通りです。

特別定額給付金は今回だけにとどまらず、今後も必要に応じて実施することを求める意見書

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) による経済的影響への緊急経済対策の一施策として、1人10万円を支給する特別定額給付金の支給が始まりました。
しかし、緊急事態宣言解除後も、通常の生活を取り戻すまでには長い時間がかかり、市民生活はさらに厳しさを増すことが予想されます。
したがって、給付金は今回だけで終わらせず、今後も必要に応じての支給が必要です。よって小平市議会は、国会及び関係行政庁に対し、以下のことを求めます。

1 特別定額給付金の支給は今回のみにとどまらず、必要に応じて実施すること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

衆議院議長
参議院議長  あて
内閣総理大臣
総務大臣

提出者: 小平市議会議員 伊藤 央
小平市議会議員 川里 富美
小平市議会議員 きせ 恵美子
小平市議会議員 さとう 悦子
小平市議会議員 水口 かずえ
小平市議会議員 山岸 真知子

主な質疑

質疑について(ここをクリック)

以下は要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。分かりやすくするため、括弧書きの部分は、実際の質問内容にかなり修正を加えたところもあります。また、簡略化のため、理事者側(市役所側)の答弁から敬語表現を省いている場合があります。実際は理事者側のすべての答弁において、市民に対する敬語表現で回答がなされています。

私(安竹)の質問=、意見=
一人会派の会 その他議員の質問=、意見=
その他 議員の質問=:、意見=

@ 6月9日 総務委員会

総務委員会には、一人会派の会から橋本久雄議員が委員として参加しています。この議員提出議案は当一人会派の会から提出しているため、幹事長の伊藤央議員が出席し、委員や理事者の質問に答えます。その後、理事者側(市役所側)が質疑に応じます。

特別定額給付金の効果、効能をどう考えているか。

説明の中でも申し上げた通り、経済的な影響を受けた市民を支援する、市民の生活を支援するという意味と、貯蓄に回らない場合は市中に出ていくということで、それによって経済が動くという効果、両方があると考えている。(伊藤 央)

特別定額給付金という風に、具体的な記載があるが、より抽象的に書くことができた、今の中では中小企業事業者を中心に、かなりの損害、ダメージを負っていることがデータ等でも明らかになっている、様々な経済支援施策もある中で、特別定額給付金をあえて選択して書いたところの理由は。

もちろん、様々な必要とされる政策、施策がこれから求められてくる。それに対して国も施策を打ち出して頂きたい、ということはある。そのような中で、今回の様々な取組の中で、一番象徴的な特別定額給付金を取り上げたということと、先ほど申し上げた通り、生活を支援する面と経済に対する刺激という両面があるということ、特別定額給付金を取り上げている。(伊藤 央)

*理事者からの質問はなし。

*以下は委員から理事者への質問

住民票がないために手続きができない人はいない、という状況は今も変わっていないか。(橋本 久雄)

まだそういった方からの申し出はない。(赤坂 市民サービス担当課長)

申請を忘れちゃう人や一人暮らしのお年寄りの方が、結構自分でかけなかったりしてほっぽらかしてしまうこともあり得る。期日が迫った時点で、もう一回周知をして頂きたいが、そういうことは考えているか。(橋本 久雄)

8月31日が期限となっているため、例えば今後出る8月5日号ぐらいの市報に、お忘れなく、というような記事を載せるなど、調整の周知を図っていきたい。(赤坂)

市報に載せるだけじゃ、多分ダメだと思う。市報も見ていない人が結構いる。お金と手間がかかっても、3週間くらい前になったら、まだ申請していない世帯には郵送物を送るというくらいのことをやってほしいが、どうか。お金はかかるが、そうしないと申請しない人が結構出ると思う。やって頂けるか。(橋本 久雄)

具体的な方法をお示し頂き、ありがとうございます。今のところ予定はないが、何らかの方法で、市報以外の方法でも周知ができるように、これから考えていきたいと考える。(赤坂)

お金が余ったらどうなるのか。(橋本 久雄)

国から全額補助で出ており、使わなかった分は国に返す。(赤坂)

生活保護の申請において、この10万円が所得というか所持金の扱いになり、申請に支障を来す自治体の例もある。小平市の場合はどういう対応をしているか。(橋本 久雄)

今回の10万円については、所得と認定するものから除く扱いとなっている。(赤坂)

今回、橋本久雄議員が非常に良い質問をされました。高齢者など特別給付金の申請を忘れてしまう人や自分で書けない人に対して、郵送物を送るなど周知を徹底するという提案は非常に良いものだと思います。理事者側はそのようなことを想定していなかったようで残念ですが、考えるとのことなので期待しています。