諸報告

内容

【初日】

  1. 令和2年12月小平市議会臨時会招集の告示について
    → この臨時会の招集告示

  2. 提出議案の送付について
    → 議案は事前に各議員へ送付されています。

  3. 例月現金出納検査の結果について(令和2年8月分)

  4. 議員提出議案の撤回について(1件)
    → 議員提出議案第22号

  5. 議員提出議案の受理について(3件)
    → 議員提出議案第24号~第26号

  6. 陳情の受理について(2件)
    → 陳情第9号、第10号

  7. 総務委員会の人事について
    → 9月15日に小野高一委員長が死去したため、11月4日の総務委員会で委員長互選の結果、後任に松岡あつし委員が就任した。

【最終日】

  1. 例月現金出納検査の結果について(令和2年9月分)

  2. 議会の指定議決に基づく専決処分に関する報告について
    → 学童クラブにおける過失による物損事故に対する損害賠償:令和2年11月19日決定、損害賠償額1,738円

  3. 陳情の受理について(5件)
    → 陳情第11号~第15号

  4. 文書質問書及び回答書の受理について

初日(11月24日)

6. 陳情の受理について

*詳しくは会議録をご参照ください。

第9号:研究不正に起因する精神病の患者の受入れを国立精神・神経医療研究センターが拒んだ件について
第10号:地域自立支援協議会当事者・情報部会からの津田塾大学インクルーシブ教育支援室の撤退を求めることについて

最終日(12月18日)

3. 陳情の受理について

*詳しくは会議録をご参照ください。

第11号:放課後等デイサービスに関わる、国への意見書の提出について
第12号:日本政府に核兵器禁止条約の署名、批准を求める意見書の提出について
第13号:小金井市での2陳情第165号の指摘事例が小平市や小平市議会に悪影響を与えている事案について
第14号:来年の小平市長選挙に立候補予定とうわさがある元都議会議員が東京都在住でないとの情報を日本共産党小平市議団で有している可能性事案について
第15号:小平市民の戸籍法違反を現認したので、小林正則市長から小平警察署に刑事告訴をお願いしたい事案について

4. 文書質問書及び回答書の受理について

当会派伊藤幹事長からの提案で「基金の運用実績と使途を知らせよ」という趣旨で質問書を提出しました。

なお、基金残高は例月現金出納検査の報告書にまとめられ、定例会などで報告されています。たとえば本12月定例会では9月分までの現金出納検査報告が出ており(残高等についてはこちらにまとめています)、基金は定期預金、普通預金、社債、地方債のいずれかに預ける/もしくは運用しています。

会派名:一人会派の会
会派代表者名:伊藤央
質問者名:伊藤央

[ 文書質問書 ]

小平市議会基本条例第11条第1項の規定により、次のとおり文書による質問をいたします。

  1. 質問項目

    1. 地方自治法第241条第2項では、基金の運用を確実かつ効率的に運用することが義務付けられている。市はこれまで基金の安定的な運用で、歳入を確保する努力をどのように行っているのか、過去5年間の基金運用実績は。

    2. 小平市には、現時点で積立基金が17基金、定額運用基金が1基金の計18基金が設置されている。それぞれの基金について具体的に決まっている使途は。

  2. 質問の理由及び趣旨

    新型コロナウイルス感染症は尚、終息に兆しが見えず、現在は第三波と言える状況下にある。本日は過去最多の570名の陽性者が明らかになった。都は23区と多摩地域にある酒を提供する飲食店とカラオケ店に対し、営業時間短縮を要請することを決めるなど、市民生活や市内事業者に更なる影響が出ることも予想される。

    しかし、市は財政状況を理由にこれまで十分な対策をとってきたとは言えず、特に市費の投入は他市に比べても極めて小さい。 小平市には、現時点で、積立基金が17基金、定額運用基金が1基金の計18基金が設置されており、平成30年度末で137億3,379万6,597円の基金残高がある。それぞれの基金の目的や使途については、各条例で規定されているが、その具体的な使途は明確になっていない。地方財政法で規定されている財政調整基金については、予算上の過不足の調整に使われることは理解できるが、それ以外のほとんどの基金が、基金制定時の目的に沿った運用をされているか疑問である。

    災害に等しいコロナ禍において、市民生活と市内経済を支えるため、貴重な財源である基金を柔軟に活用すべきとのことから、市の基金運用の実態について問う。

以下が答弁です。

小平市議会議長磯山亮殿

小平市長 小林正則

[ 回答書 ]

小平市議会基本条例第11条第1項の規定による伊藤央議員の文書質問について、次のとおり回答いたします。

  1. 基金の運用につきましては、安全性を第一としながら、自由金利型定期預金の預け入れに際し入札を実施することなどで運用益の確保に努めております。また、経済や市場の動向を見極めながら、債券による資金運用も実施しております。

    過去5年間の基金運用の実績につきましては、平成27年度が6,612万6,609円、平成28年度が798万1,797円、平成29年度が178万2,104円、平成30年度が171万3,802円、令和元年度が180万9,130円となっております。

    平成28年2月に日本銀行が日銀当座預金の一部にマイナス金利を導入したことにより、金融機関が保有する資金が国債の購入に集中し、新規発行の国債の利率が大きく低下いたしました。これにより、既に発行されていた比較的高利率の債券の価格が大きく上昇したことから、市は当時保有していた債券を全て売却いたしました。この債券の売却益と自由金利型定期預金の利子収入により平成27年度の実績が大きくなっております。

    平成28年度以降、金融機関の預金の利率は年を追って低下いたしましたが、平成28年度につきましては、低下する前に預け入れた自由金利型定期預金の利子収入がありましたことから、以後の年度と比べて実績が大きくなっております。

  2. それぞれの基金は、各基金条例で規定されている目的に沿って様々な事業の財源として活用しております。充当先の個別具体的な事業名などを定めたものはございませんが、各基金の、令和元年度の使途につきましては、下記のとおりでございます。

    一般会計の積立基金は、14基金ございます。

    • 小平市財政調整基金は、予算上の財源不足を補てんするための一般財源として活用しております。
    • 小平市公共施設整備基金は、小学筏中学校、道路、公園の維持修繕等に活用しております。
    • 小平市職員退職手当基金は、小平市職員退職手当に活用しております。
    • 小平市育英基金は、小平市育英資金に活用しております。
    • 小平市健康福祉基金は、心身障害者(児)日常生活用具給付事業や、病児・病後児保育、がん精密検査などに活用しております。
    • 小平市職員研修基金は、市職員の海外視察研修に活用しております。
    • 小平市文化振興基金は、平櫛田中彫刻美術館管理運営事業に活用しております。
    • 小平市緑化基金は、緑の保護と緑化の推進事業に活用しております。
    • 小平市国際平和友好交流基金は、国際交流事業に活用しております。
    • 小平市ごみ減量・リサイクル推進基金は、エコセメント化事業費負担金に活用しております。
    • 小平市都市計画事業基金は、都市計画事業又は土地区画整理事業の推進を図るための資金に充てることを目的としたものでございます。近年において活用はなく、都市計画税の余剰額を積み立てておりますが、今後、都市計画事業に活用していく予定でございます。
    • 小平市減債基金は、財源が不足する場合、又は市債の償還額が他の年度に比較して著しく多額となる場合、償還期限を繰り上げて行う場合の市債の償還の財源に充てるもので、平成29年度及び平成30年度に活用しております。
    • 小平市東京オリンピック・パラリンピック子ども夢・未来基金は、2020年オリンピック・パラリンピック子ども観戦事業の財源に充てるもので、令和3年度に活用する予定でございます。
    • 小平市森林環境譲与税基金は、森林環境譲与税を当該年度の森林整備等の事業に充当できない場合や、後年度の事業に要する費用に充てるため、令和元年度に設置されたものですが、現在積立額ぱございません。
    • 一般会計以外の積立基金は3基金ございます。
    • 小平市国民健康保険事業運営基金は、国民健康保険税の著しい上昇の抑制及びその他国民健康保険事業の健全な財政運営に資するため、予算上の財源不足の補てんに活用しております。
    • 小平市介護給付費等準備基金は、保険料の余剰金を積み立てる一方、保険給付額の不足が生じた場合は補てんを行うなど、安定した保険給付を提供するために活用しております。
    • 小平市下水道事業基金は、下水道事業に必要な財源を確保し、下水道財政の健全な運営に資するために設置されたものでございます。これまで取り崩しはございませんが、今後、施設の老朽化に伴う更新投資の増加が想定されており、起債の抑制等のために活用していく予定でございます。

    一般会計の定額運用基金は、1基金ございます。
    定額運用基金は、積立基金と異なり、一定額の原資金を運用することにより特定の事務又は事業を運営するため設けられるもので、資金の貸付けなどに活用しております。

    • 小平市土地開発基金は、小平市土地開発公社が購入する事業用地または代替地の事業資金として貸し付けることとしておりますが、令和元年度末時点で貸付金はございません。