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誰も見過ごさないためのアセスメント

「誰一人取り残さない」ではなく「見過ごさない」

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教育委員会はSDGsの「誰一人取り残さない(no one left behind)」という言葉をよく使います。しかし私は「取り残される場所があり、そこに誰かがいる」という発想自体が差別的だと感じるため、「見過ごさない」という表現を使います。

いかにして「誰も見過ごさない」を実現するか——担当教員の裁量で発見する属人的な判断を主軸に据えるべきではありません。見落としの可能性が高いだけでなく、忙しい先生方の負担をさらに増やすことになります。合理的な判断基準による、統一的かつ網羅的なアセスメントが最適です。

スクリーニングとアセスメントの違い

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  • スクリーニング: 語源は screen(網)。広範囲のふるい分け
  • アセスメント: 語源は assess(課税のために資産の量を決定すること)。一定の判断基準に基づく個別の評価

「誰も見過ごさないためには、統一的かつ網羅的なアセスメントによるスクリーニングが必要」ということになります。

東京都教育委員会のアセスメント

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東京都教育委員会は、小・中学校用に非常によいアセスメントのマニュアルを提供しています。

小平市では現時点でこのマニュアルは活用されていません。

  • URAWSS(読み書き評価) — 読み書きに困難が疑われる小中学生の評価キット。読み書きの速度を評価。学校の先生・心理職・家族でも簡単に実施可能。改訂版 URAWSS II もあり
  • STRAW-R(標準読み書きスクリーニング検査 改訂版) — 小1〜高3までの音読速度を調べる。ひらがな・カタカナ・漢字の3表記を比較できる日本で唯一の検査。高校・大学入試で試験時間延長を希望する際の客観的資料にも

シャイウェッツのディスレクシアスクリーン(Shaywitz DyslexiaScreen)

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イェール大学のシェイウィッツ氏(IDAのディスレクシア定義プロジェクトの主要メンバー)が考案したスクリーニングです。

2018年12月、米国の超党派刑事司法法案「ファーストステップ法(First Step Act)」に、ディスレクシアのスクリーニング方法として次のような規定が盛り込まれました。

ディスレクシアスクリーニングプログラムとは、(A)有効性が証明された心理測定基準を備えたエビデンスに基づいたものであり、(B)効率的で低コストであり、(C)すぐに利用できるものであること