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マスク着用など過剰な制限の緩和の軌跡

新型コロナウイルス感染症対策として、全国の学校でマスク着用や黙食などの制限が続けられてきました。しかし、国が求めている水準を超えた「過剰な制限」を子どもたちに課している自治体が少なくなく、小平市も例外ではありませんでした。安竹洋平は、科学的根拠のない制限が子どもたちの心身の発達やいじめ・不登校の原因になっている実態を調査し、請願第12号の筆頭紹介議員として全会一致での採択に導きました。


年月出来事
R3.9一般質問「データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に」 — 海外の規制撤廃の状況、マスクの感染予防効果の科学的根拠の欠如、子どもの心身への影響を指摘
R3.11〜12市民(小野氏)が請願第12号を作成。安竹が趣意書の作成・修正を全面的に支援。署名活動を開始
R3.12請願第12号「市立小・中学生の健全な成長、発達のために教育活動における制限の緩和を求めることについて」を提出(安竹が筆頭紹介議員)
R4.2.2生活文教委員会で審査 — 安竹が30分超の趣旨説明。マスク常用の医学的リスク、子どもの声、国の方針と小平市のギャップを資料とともに説明
R4.2.28本会議で全会一致により採択
R4.3一般質問「保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を」 — 幼稚園・保育所でのマスク強制問題にも拡大して対応を求める
R4.4市教委がガイドラインの一部を改正(体育・登下校時にマスクを外すよう指導、差別偏見防止の記載を追加)
R4.6一般質問「管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を」 — 運動会・徒競走・大縄跳び・屋外移動授業でのマスク強制の実態を告発。福岡市の黙食見直しを紹介
R4.9一般質問「誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに」 — 市教委が体育・登下校時のマスクを外す指導を開始したことを確認。黙食撤廃を求める
R4.10市教委が保護者向けメールで「マスク着用の有無により差別や偏見が生じることがないよう指導」する旨を通知
R5年度以降国による感染症法上の位置づけ見直し(5類移行)に伴い、学校現場の対応も緩和

コロナ禍において、文部科学省や厚生労働省が示した方針は以下の通りでした。

  • マスク着用: 屋外で身体的距離が確保できる場合や、会話をほとんど行わない場合は着用不要(内閣官房「基本的対処方針」)
  • 黙食: そもそも国の方針には**「黙食」という概念すら存在しない**(安竹が文科省担当課に直接電話で確認済み)

しかし小平市では、国が「会話をほとんど行わない場合」としているところを「会話をしない場合」とすり替え、事実上あらゆる場面でマスク着用を強いる状況が常態化していました。また、国の方針に存在しない「黙食」を、東京都の通知を拡大解釈する形で子どもたちに課していました。

文科省と小平市のガイドライン比較(国は黙食を求めていません)

令和3年8月までにデンマーク、スウェーデン、イギリスなどが相次いでコロナ規制を撤廃。日本でも厚生労働省の発表によれば令和3年7月の期間致死率は0.14%とインフルエンザ並みに低下していました。しかし、日本では過剰な対策が継続され、特に立場の弱い子どもたちにしわ寄せが集中していました。


請願第12号 — 安竹が筆頭紹介議員・趣旨説明

Section titled “請願第12号 — 安竹が筆頭紹介議員・趣旨説明”

市民の小野氏が請願者となり、安竹洋平が筆頭紹介議員を務めました。紹介議員は、伊藤央氏、橋本久雄氏、山浦まゆみ氏(生活者ネットワーク)の3名。

学校現場での過剰な制限(マスク常用、黙食、学校行事の中止・縮小など)が子どもたちの心身の健全な成長・発達を阻害しているとして、市教育委員会に対し以下を求めました。

  • ガイドラインにおける過剰な制限の緩和
  • マスク常用のリスク(呼吸困難、熱中症、表情コミュニケーションの阻害など)に関する情報の周知
  • マスクを着用できない・したくない児童生徒への配慮(それぞれの事情や意思を認めること)
  • 国の方針を超えた制限の見直し

生活文教委員会(令和4年2月2日) — 安竹による趣旨説明

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安竹は委員会で30分を超える詳細な趣旨説明を行いました。配布資料には以下のエビデンスが含まれています。

  • ロッテ社のWEBアンケート: 大人でもマスク常用により「忍耐力・気持ちの切り替え」に悪影響が出ている
  • FNN報道: マスク常用が子どものコミュニケーション力を奪っている
  • NHK NEWS おはよう日本: マスク常用による乳幼児の発達への影響
  • 汐見稔幸氏(白梅学園大学名誉学長)の寄稿: 表情コミュニケーション不足が子どもの発達に与える影響
  • ニュースポストセブン: 乳幼児の認知機能テストの平均スコアがパンデミック期に約20%低下
  • 富山市の事例: 医療と教育の連携による科学的根拠に基づいた対策(「マスクに自分自身の感染を防ぐ効果はほとんどない」と明記)
  • 子どもの声: 「がっこうに マスクをとって いきたいな」「もう嫌だよ マスクなんかさ つけたくない」などの川柳

本会議(令和4年2月28日) — 全会一致で採択

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生活文教委員会で「採択すべきもの」と決した後、本会議において全会一致で採択されました。


ガイドラインの一部改正(令和4年4月)

Section titled “ガイドラインの一部改正(令和4年4月)”

市教育委員会は請願の趣旨を一部受け入れ、ガイドラインに以下の内容を追加しました。

  • 体育の授業や登下校時にはマスクを外すよう指導すること
  • マスク着用の有無により差別や偏見が生じることがないよう指導すること

幼稚園・保育所への拡大(令和4年3月)

Section titled “幼稚園・保育所への拡大(令和4年3月)”

安竹は一般質問で、市内の幼稚園や保育所等でもマスク着用が実質的に強制されている実態を指摘。幼い子どもへの悪影響がさらに大きいとして、請願第12号に倣った対応を求めました。

厚生労働省も令和4年2月15日付事務連絡で「一律に着用を求めたり、児童や保護者の意図に反して実質的に無理強いすることにならないよう」と注意喚起していました。

安竹は繰り返し「そもそも国は黙食を求めていない」と指摘し続けました。令和4年6月7日、福岡市が黙食の見直しを表明。安竹はこのニュースを即座に議会で取り上げ、「請願第12号が全会一致で採択されているという最高のお膳立てがあるにもかかわらず、福岡市に先を越されたことは小平市教育委員会の歴史に残る恥」と厳しく追及しました。


安竹が令和4年6月の一般質問で告発した、小平市立小・中学校での具体的な事例です。

マスクに起因するいじめ・不登校

Section titled “マスクに起因するいじめ・不登校”
  • 小学1年生のケース: 息苦しさからマスク着用免除を学校に相談し認められたが、「つばが飛ばないよう、発言をしないでください」という条件が付された
  • 下校時のトラブル: マスクを外していた児童が別の児童から「マスクを外してはいけない」と注意され、うつむいてしまう
  • 1時間以上の屋外移動授業: 全員マスク着用が指示され、怒り出す児童や顔が赤くなる児童、具合が悪くなり途中で帰る児童が発生
  • 運動会の徒競走: 4クラス中、わずか3人以外の全員がマスクをつけたまま走った
  • 大縄跳びの練習: ほぼ全員がマスク着用のまま実施
  • 「マスクを外してもよい、でもしゃべらないこと」: 体育の時間に矛盾した指示

これらの実態について、安竹は「これは氷山の一角。少し集めただけでもこれだけの声が集まる」と指摘しました。

令和3年度の小平市の体力測定では、小中学校の男子・女子とも、ほとんどの種目で過去5年間で最も低い値を記録。教育委員会も危機感を抱いていました。


特筆すべき点 — この成果の意義

Section titled “特筆すべき点 — この成果の意義”
  1. 全会一致での採択: 党派を超えた市民の声が議会を動かした
  2. 科学的根拠に基づく説得力: 国内外の最新の医学的知見、統計データ、子どもの声を総合的に収集し資料化
  3. 子ども中心の視点: 「大人の都合」ではなく「子どもの最善の利益」を基準に据えた
  4. 国の方針の正確な理解: 文科省へ直接電話確認するなど、一次情報に基づいた主張
  5. 請願成立後の継続的なフォローアップ: ガイドライン改正、幼稚園・保育所への拡大、黙食問題の追及など、採択後も実効性を確保するための活動を継続


マスク着用をめぐる議論は、しばしば「マスク派/反マスク派」といった二分法で語られがちでした。しかし安竹の一貫した立場は、「マスクをしたい子はすればよい、外したい子は外せるようにすべき」というそれぞれの事情や意思を認めることです。

「誰々がマスクをしていないから学級閉鎖になった」「マスクをしていないやつが悪い」—— そういうやりとりは、恐怖、憎悪、分断に進むもので、自己肯定感の低下につながる世界です。そうではなく、根拠に基づいた正しい情報を周知し、お互いを思いやる心を育てること。マスクをつけられない友達もいるということを認め合うこと。教育現場を、恐怖、憎悪、分断の世界にするのではなく、受容、思いやり、愛に満ちた世界にすること、それこそが最も大切なことではないでしょうか。

(令和4年2月・請願第12号 生活文教委員会 趣旨説明資料より)


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