(2)学校いじめ対策委員会の記録がほぼ皆無だった件について
令和8年6月4日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。
平成29年度から令和6年度に至るまで、小平市立小・中学校において学校いじめ対策委員会の記録が全校的にほぼ皆無だったことが判明しました。いじめ防止対策推進法やガイドライン、小平市いじめ防止基本方針の趣旨にも反する重大な運用不備です。市教育委員会の認識、議会への説明のあり方、いじめ対応や統計への影響について追及しました。
| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) |
|---|---|
| ① なぜ請願まで議会に報告しなかった? | 情報公開請求対応の中で昨年11月〜先月に把握。答弁済み。 |
| ② なぜ限定的な答弁をした? | 昨年12月時点の事実に基づく答弁。意図はない。 |
| ③ いつ実態を把握した? | 昨年11月〜先月にかけて把握。令和7年4月から全校で記録作成を確認。 |
| ↳ 教育委員会はいつから指導を? | (時間切れのため答弁なし) |
| ④ 記録なしで情報継続性をどう担保? | 毎月のいじめ実態調査で報告、進学・進級時の引継ぎを指導。 |
| ⑤ 記録なしで統計をどう集計? | 月ごとのいじめ実態調査で各校から毎月報告。 |
| ⑥ 記録なしで重大事態調査をどう実施? | 発生報告書、校長報告書、保護者の記録等で対応。 |
| ⑦ いじめ問題対策委員会は関与した? | 昨年度の同委員会で公文書管理に対する意見があった。 |
質問する理由
Section titled “質問する理由”本年5月の請願第18号審査で明らかにされたように、平成29年度から令和6年度に至るまで、小平市立小学校において学校いじめ対策委員会の記録が全校的にほぼ皆無だったことが判明した。さらに市民の公開請求により、市立中学校でも少なくとも平成29年度から令和4年度まで全校で記録が皆無だったことが明らかになった。信じ難い事実であり、市教育委員会やいじめ問題対策委員会の対応全般の信憑性が著しく損なわれることから、以下質問する。
① 重要事項を請願まで議会に報告しなかった理由は
Section titled “① 重要事項を請願まで議会に報告しなかった理由は”請願第18号の審査を通じ、令和7年度以降は改善に取り組んできたことも明らかになったが、周知徹底や学校への定期確認、指導等には想定外の人的、財政的負担を伴う。こうした重要事項を、請願に至るまで市議会に報告、説明しなかった理由は何か。
学校いじめ対策委員会の開催記録における公文書の作成状況については、情報公開請求への対応を行う中で把握したものであり、記録が作成されていなかったことは昨年11月から先月にかけて把握した。把握した情報については、昨年12月市議会定例会及び本年3月市議会定例会における一般質問の中で、その時点で把握していた内容について答弁をいたしている。今後も学校いじめ対策委員会の確実な実施と記録の作成について学校に指導するとともに、その状況を教育委員会が把握できるよう改善していく。
② 限定的な答弁をした理由は
Section titled “② 限定的な答弁をした理由は”教育長は令和7年12月定例会での一般質問に対し、市立学校1校において記録を作成していなかったと答弁。しかし実際は小・中学校ほぼ全校で長期間にわたり記録がない状態。全体像を示さず年数や学校数を限定して表現するような印象操作とも受け取れる答弁をした理由を伺う。
昨年12月市議会定例会時点で把握していた内容について、事実に基づき答弁したものであり、何らかの意図を持つものではない。
③ いつこの実態を把握したのか
Section titled “③ いつこの実態を把握したのか”令和7年度に入り全校で記録作成が確認されているため、市教育委員会はそれ以前からほぼ全校で記録がないという状況を把握していたはず。いつこの実態を把握したのか。また、各学校がきちんと協議記録を作成し始めたのは令和7年の4月からか、その時期を確認させてほしい。
学校いじめ対策委員会の開催記録における公文書の作成状況については、情報公開請求への対応を行う中で把握したものであり、昨年11月から先月にかけて行った処理の中で把握した。
令和7年4月からそろっている状況である。
いつから把握していたのか
Section titled “いつから把握していたのか”令和7年4月からそろっているということは、それ以前に教育委員会から指導があったのか。いつ実態を把握し、いつから指導を始めたのか。
まとめてください。
④ 記録がない状況で情報継続性をどう担保してきたか
Section titled “④ 記録がない状況で情報継続性をどう担保してきたか”学校いじめ対策委員会の記録がない状況で、いじめの対応や進学時の情報継続性をどう担保してきたのか。
教育委員会では、月ごとのいじめ実態調査において各校から毎月いじめ発生件数及び解消数の報告を受けている。継続指導となっているいじめについては進学や進級時に確実に新たな学年や小・中学校間で必要な引継ぎを行うよう指導しており、各学校においてはいじめの対応に関する記録を基に情報共有を行っていると認識している。
⑤ 記録がない状況で統計はどう集計・報告してきたか
Section titled “⑤ 記録がない状況で統計はどう集計・報告してきたか”学校いじめ対策委員会の記録がない状況で、これまでのいじめ発生・解消件数等の統計はどう集計、報告してきたのか。
月ごとのいじめ実態調査において各校から毎月いじめ発生件数及び解消数の報告を受けている。
⑥ 記録がない状況で重大事態の調査はどう実施してきたか
Section titled “⑥ 記録がない状況で重大事態の調査はどう実施してきたか”学校いじめ対策委員会の記録がない状況で、いじめ重大事態の調査はどう実施してきたのか。
小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が重大事態の調査を行う際は、学校から提出されたいじめ重大事態発生報告書に加え、校長から提出された報告書、保護者等からの報告・相談等の記録及び保護者から提出された資料などの関連資料を用いたものと認識している。
⑦ いじめ問題対策委員会の関与はあったか
Section titled “⑦ いじめ問題対策委員会の関与はあったか”これまでに小平市教育委員会いじめ問題対策委員会は、学校いじめ対策委員会の記録がない状況について把握、指摘、調査するなど、何らかの関与をしたことがあるか。
昨年度に開催された小平市教育委員会いじめ問題対策委員会において、学校いじめ対策委員会の開催記録における公文書管理に対する意見をいただいている。