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議案第28号 令和3年度小平市一般会計補正予算(第4号)
総務委員会付託
提案理由の説明
(小林洋子市長)
本案は、本年度の当初予算を骨格予算として編成いたしましたことから、市長選挙を終えて、当初予算に計上を留保した事業などを予算化するものです。
予算規模といたしましては、歳入歳出それぞれ7億7千358万4千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ703億2千611万円とするものです。
予算の内容といたしましては、歳入では、事業実施に伴い、国庫、及び都支出金、基金繰入金、市債等を増額いたします。
歳出の主な内容につきまして、小平市第四次長期総合計画の体系に沿って申し上げます。
① ひとづくり、人が育ち、学び、新たな価値を創造するまちの分野
育児等の負担が大きい多胎児家庭や、保護者の多様なニーズにも対応できる民設民営学童クラブへの支援を行います。また、学童クラブ室照明のLED化や、教育施設のトイレの洋式化を進めるとともに、こだいら健康ポイント事業のリニューアルに合わせ、若い世代への健康ポイント事業の周知や、健康づくりに関する情報発信など、健康増進の啓発を図ってまいります。
文化施策といたしましては、令和4年に平櫛田中生誕150年を迎えるに当たり、特別展の準備に着手するほか、市の指定文化財である海岸寺山門の修繕に向けた調査や、ルネこだいらの設備改修を行います。
② くらしづくり、多様性を認めあい、つながり、共生するまちの分野
女性の再就職、及び事業者の労働力確保を支援するとともに、障がいのある人の重度化・高齢化などを見据え、相談支援や緊急時の対応等を行う事業所を支援いたします。
高齢者への支援といたしましては、地域で高齢者等を見守る取組を支援するため、ICT機器を自治会へ貸与するモデル事業を実施するとともに、通所介護等利用者助成事業を見直します。
また、安全・安心なくらしづくりに向けて、災害時の被災者用備蓄の整備を進めるとともに、退職した消防団員と連携し、地域防災力の強化を図ってまいります。
③ まちづくり、自然と調和した、美しく快適で、魅力あるまちの分野
新エネルギー機器等の設置費用の助成対象に蓄電池と断熱窓を追加するとともに、地域猫活動の支援や、雑がみの分別推進を図ってまいります。
また、魅力ある公園づくりとして、公園のトイレの洋式化や、鎌倉公園、蘆の台公園の整備に向けた取組を進めます。
市民の皆様が、水に親しむ貴重な資源である用水路につきましては、引き続き地下水の活用による流水の再生に向けた整備を行います。
道路整備事業の充実といたしましては、市道の新設改良や改修工事のほか、私道整備の補助を行います。
また、農業振興として、認定新規就農者の経営の早期安定化や、認定農業者の生産基盤の強鈩の取組を支援いたします。
①から③の基本目標を、着実に推進するための自治体経営方針分野において取り組む事業
証明書のコンピニ交付を開始し、市民の利便性を高めます。
また、ICT化への対応の取組として、自分の検診情報などを、マイナポータルを通して確認できる仕組みであるPHRの実施に対応するためのシステム改修を行うとともに、介護認定申請等にRPAを導入いたします。
このほか、本庁舎のエレベーターについて、安全性の向上と、新型コロナウイルス感染症対策として換気設備を維持するための改修を行うとともに、防災拠点となる本庁舎の自家発電設備を強化いたします。
資料
主な質疑
これは要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。なお、質問の意図を分かりやすく簡潔にするため、議員の質問に関しては、ほとんどの部分で大幅に手を加えています。また、簡略化のため、市民、議員、理事者側(市役所側)の発言から、敬語表現の多くを省いています。実際は、特に理事者側のすべての答弁は、市民に対する敬語表現でなされています。
主な質疑の目次
- これはどういう性格の予算か
- 新市長の政策的予算は10億円ではなかったか
- 目玉となる政策は
- 8割が当初予算で計上すべきものでは
- 87の政策に関する事業の数と金額は
- 87の政策の柱が予算に現れていないのでは
- 87の政策への対応方針は
- 87の政策としての新事業は、今年は約5千万円で終わるのか
- これでコロナに対応する小平市になれるのか
- 87の政策実現までの工程はできたか
- 87の政策のうち、できる・できないの数と、今回いくつ反映したか
- この金額と進捗状況で、4年間で87の政策が実現できるのか
- 87の政策全体にかかるコストは
- 87の政策に優先順位はつけるのか
- 87の政策の実施計画をつくらないのか
- 民設民営学童クラブの利用者負担費用は
- 市民文化会館(ルネこだいら)の市債残高は
- RPAのシナリオ作成とは
- コンビニ交付の1通当たりコストは
- PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)について詳しく
- RPAは現在どこで使っているか
- エネルギー機器設置モニター助成事業の件数内訳は
- ゴミ分別推進が雑紙だけの理由は
- 庁舎非常用電源の稼働時間が72時間の理由は
- 地方創生臨時交付金の使い道指定は、前回と同じか
- 自主防災組織への200万円は何か
- 市内の空き家数は
- 鎌倉公園の総事業費は
- 鷹の台公園の総事業費は
- 地場産野菜利用率3割を維持するための予算は入っているか
- 小平駅南口の有料駐車場は同じ場所に建て替える前提か
- 市債に限度額はあるか
- 新規就農者定着支援事業で、コイン販売機を用意する理由は
- 地域農業担い手支援事業に追加して都市農業経営力強化事業を行う理由は
- パイプハウス等整備の「等」とは何か
- 市内施設の洋式トイレ設置率は
* は『一人会派の会』議員の質問です。
これはどういう性格の予算か
これはどういう予算か。
新市長の方針に基づき、骨格予算に対して肉付けに該当する部分として、実施の可否や実施内容についてあらためて検討をした上で、提案している補正予算。
原則として、当初予算に計上するものは、
- 継続的、あるいは経常的な事業にかかる経費
当初予算から外すものとしては、
- 新たな施策にかかる経費
- 拡充に当たる部分、経費
- 継続的に進めているものであっても、毎年箇所付けする必要があるようなもの
- 建設事業にかかる経費
として整理している。
新市長の政策的予算は10億円ではなかったか
骨格予算として説明された当初予算の段階では、新市長の政策的予算として10億円を留保していると答弁があったが、約7億7,000万円にとどまっている理由は。
4年前からすると少し小さい規模だが、そもそも10億円程度を財源として確保していたことはない。コロナ禍等で歳入の大幅減少もある。結果として、歳出側についても事業が緊縮傾向となっている。
目玉となる政策は
市長の目玉となる政策は。
目玉というと何をもってということがあるが、大きな規模の事業はない。堅実な事業編成をした。
今回コロナ禍ということもあり税収も落ち込むことが目に見えている中で、派手に何かばらまきをするような予算というわけではなく、堅実に行くというふうにやらせていただいた。
8割が当初予算で計上すべきものでは
- エレベーター改修
- 学校トイレの様式化
- ルネこだいらの設備改修
- 用水路整備
- 公園整備
といったハード整備がざっと合計すると約6.3億円を超え、全体の80%になっている。
市の政策的予算とは言い難い、当初予算で計上すべき事業と感じるが、留保していた理由は。
当初予算では、いわゆる普通建設事業については留保する。補正予算の肉付けのところで事業化を図る方針の下に進めてきた。
87の政策に関する事業の数と金額は
87の政策に関する事業はいくつあり、金額は。
私どもで把握しているのは15程度の項目で、事業費全体としては約9,900万円。
87の政策の柱が予算に現れていないのでは
87の政策の柱として、男女共同参画、防災・減災、ICTの推進を訴えていた。今回の予算には現れていないのではないか。
子育て関係でいえば
- 多胎児家庭サポーター事業
- 民設民営学童クラブへの支援
- 女性再就職サポート事業
防災といった観点でいえば
- 被災者用の備蓄
- 退職消防団員との連携
- 防災関係団体の育成
- 庁舎の非常用電源設備の強化
ICTについても
- 高齢者の地域の見守り
- 証明書のコンビニ交付
- 介護認定申請におけるRPAの導入
87の政策への対応方針は
87の政策についての対応方針は。
87の政策は市で定めた計画、方針ということではないので、以前にも答弁したとおり、87の政策に沿った取りまとめや整理を示すことは考えていない。
87の政策としての新事業は、今年は約5千万円で終わるのか
87の政策に関わる事業が15くらいという答弁だった。また、それぞれ事業の区分として、新規、拡充、継続の3種類がある。
継続というのは、「誰が新しく市長になっても、やらなければならない事業」ということと思う。事前に聞いたところでは、継続とされている事業の総額は約4,600万円。
すると、15事業で総額約9,900万円から約4,600万円を引くと、約5,300万円。
また、拡充の区分についても、誰が新しく市長になっても、やらなければならない部分があるので、もっと金額は低くなると思うが、要は5千万円とかそういった金額が、実際に87の政策の実現に使われるということでよいか。
そのように整理すると、継続事業というところに分類されるものも出てきている。合計がいくらになるかは計算していないが、15項目の中にはそういう継続のものも含まれていることは認識している。
先ほどの質疑でもあったが、3月定例会で、10億円くらいは市長が自由に使えるという話があった。
それが、87の政策に関しては私の概算だと約5千万円となる。コロナの非常に危機的な状況にあって、そういう予算立てで本当によいのか。
今回、87の政策に関しては、今年は5千万円くらいで終わってしまうのか。それとも今後、追加の補正予算で87の政策に関連したものを入れていく予定なのか。
87の政策については、ここで関連する部分、事業を一部予算化しているが、4年をかけて一つ一つ検討しながら実施に向けていく。
財源についても非常に重要な要素なので、そのあたりも勘案しながら、事業化できるものは年度の途中でも、また予算化を図りながら進めていきたい。
これでコロナに対応する小平市になれるのか
この先は誰にも分からないところがあるが、秋や冬になれば、また感染が拡大したり、変異株が出たり、今ワクチンをせっせと接種しているが、海外で、ワクチンを接種した人でもまたコロナに感染したという話も出ている中で、小平市をしっかりコロナに対応させる、アフターコロナとかウィズコロナといったものに対応させるために、しっかり考える必要がある。
これで本当にコロナに対応する小平市になれるのか。
十分かということは、そのときそのときの判断ということもある。現状でできる事業としては、市としてはベストのものということで提案しているが、今後情勢の変化によって、追加して事業化していく必要もあると考えている。
87の政策実現までの工程はできたか
先ほど来指摘があるように、誰が市長だってやれること。本来、こんな補正予算を出して来たら、応援した議員が一番怒らなきゃならないこと。
就任から1ヵ月以上たったが、87の政策、第4次長総など、整合性を図って実現までの工程はできたか。
それぞれの担当でどういう課題があるのか、事業化に向けてはどういう手順が必要なのかということについては、検討することにしているが、現時点で工程ができているかというと、そこまでは至っていない。
87の政策のうち、できる・できないの数と、今回いくつ反映したか
では、1ヵ月経って、まだこの取捨選択はしていないのか。87のうち、できるものは何個あり、できないものは何個あるか。そのうち何個が今回の予算に反映したか。
たしかに、個々の政策を見ると、実現していくに当たり課題があるものがある。やらないときめたものはない。できる、できないの分類はしていない。
それぞれの担当で、どういう課題があるかは検討している。
いくつ反映したかというと、87の政策側から見ているわけではないが、15項目。
この金額と進捗状況で、4年間で87の政策が実現できるのか
この補正予算は市長の1年目の予算。たった4年しかない任期の1年目の予算。
市長が87やろうとしているうちの4分の1が、この年度に入っていなければならない。もしくは、すべての事業の4分の1がこの年度に進捗しなくてはならない。
安竹議員の概算では5千万円くらいではないかと、どちらにしても、1年で9,900万円だったら、毎年同じ金額が使えるとしても残り3年で3億円。
安竹議員が言うように、5千万円であれば、残り1億5千万円。これで87の政策はできるのか。どういう計算になっているか。
87の政策が15項目あり、関係しているものが1億円程度と言ったが、特別枠として87を実現するために確保している予算というわけではない。
これを4倍して87の政策を実現するのかというと、そうではない。
全体として、どれだけの事業費がかかるかは、今のところ見積りや試算等はしていない。
では、金額ではなく進捗状況で。これは、1年目で25%進むという予算になっている。少なくとも4年後には、約束したことはできると、それを反映した予算になっているか。
そういう考え方もあるが、必ずしも均等のペースでいくことにもならないと思う。また、今年度も、場合によっては補正予算の方で対応できるものがあればしていく。
この議案は総務委員会(5/18)に付託されました。主な質疑を記します。
一人会派の会からは、橋本久雄議員が総務委員として参加しました。私の質問も託しています。
87の政策全体にかかるコストは
87の政策全体にかかるコストは。
計算していない。
87の政策に優先順位はつけるのか
87の政策に優先順位はつけるのか。
どこを優先的にということではなく、それぞれ各所管で検討したうえで、事業化が可能なものを順次実現していく。
87の政策の実施計画をつくらないのか
87の政策の実施計画をつくらないのか。
行政としての行政計画ではないので、これを実現するための目標設定や実施計画は、前市長のときもそうだったが、つくる予定は今のところない。
民設民営学童クラブの利用者負担費用は
民設民営学童クラブの費用はいくらか。
2つとも月額1万円。公設の学童クラブが月額7千円、延長保育で月額3千円かかり、最大1万円かかるので、それに合わせて1万円としている。
市民文化会館(ルネこだいら)の市債残高は
市民文化会館の市債残高は。
市債現在高は、まだ令和2年度の分は出ていないが、令和元年度は約2,700万円。
RPAのシナリオ作成とは
RPAのシナリオ作成は具体的に何をするか。
介護保険に関わる申請書類について、東京電子自治体共同運営の電子申請サービスを活用し、事業者等から送付される電子データをRPAにて介護保険システムに入力するためのシナリオ作成に係る費用を計上している。
シナリオは次の3種類。
- 要介護認定申請
- 居宅サービス計画作成依頼届出書
- 介護保険サービス計画作成・介護予防ケアマネジメント依頼書
コンビニ交付の1通当たりコストは
コンビニ交付時の1通当たりのコストは。
令和3年度は、令和4年2月と3月の2か月分で交付する枚数に対する単価の計算をし、1通当たりの単価が1,542円。
単価と、利用者が払う発行手数料との兼ね合いで、どうか。
年間の発行件数によって単価の金額の変動はあり、発行手数料との差は必ず生じる。コンビニ交付によって利便性が向上という効果があると考えている。
PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)について詳しく
PHRについて詳しく。
パーソナル・ヘルス・レコードは、健診の情報について、マイナンバーカード制度を活用し、マイナポータルでの閲覧や市町村間の情報連携を開始するために、国が用意している自治体の昼間サーバーに情報を登録するに当たり、改修するシステム費を計上したもの。
マイナンバーカードを保有している人がマイナポータルにアクセスし、自身の保険・医療情報をいつでも閲覧できるようにするため、健康管理についての利便性向上を図るもので、そういう改修を行うもの。
対象は、健診データを誰でもということだが、当面はマイナンバーカードを保有している人が閲覧可能になる。
個人の大変パーソナルな情報。利活用してもよいと承諾が入るようになっているのか。
あくまでもこのデータは、本人同意の下に利活用というか提供を自分でするという形になる。今回の改修は、あくまでもご自身のデータを見にいくことができる、そういう形での改修をさせてもらう。
そういったデータを本人同意の下で医療機関等へご自身で提供する形になる。
🤔 本人が知らぬ間に、マイナンバーと紐づいた健診情報が、どこかのサーバーに保管されている?
これは承諾した記憶がありませんが、非常に個人的な健診のデータが、マイナンバーと勝手に紐づけがなされて、あずかり知らぬサーバーに保存されるのでしょうか。かなり怖い事態なのですが…。PHRについて調査が必要と思います。
RPAは現在どこで使っているか
RPAはどこで使っているか。
税務課のほうで昨年度RPAを導入している。そこで現在事務に使っており、庁内で見学したりして周知に努めている。
エネルギー機器設置モニター助成事業の件数内訳は
エネルギー機器設置モニター助成事業の内訳は。
- 太陽光発電システム:50件
- 燃料電池:100件
- 蓄電池:25件
- 窓断熱:20件
を予定している。事業者からの要望は特にない。
ゴミ分別推進が雑紙だけの理由は
資源環境推進事業で、なぜゴミ分別の推進が雑紙だけなのか。また、1回分で効果があるのか。リチウムイオン電池の対応は。
令和2年3月にまとめた組成分析調査では、燃やせないゴミのうち不適正物の割合は全体の約2割。そのうち12.8%が可燃性資源で、そのうち半分が雑紙だった。
まずは可燃ごみの減量には雑紙の分別が欠かせないと考えたことから今回の事業に至った。
庁舎非常用電源の稼働時間が72時間の理由は
庁舎非常用電源設備の強化に関して、庁舎の非常用電源を72時間稼働対応としている理由は。
国の「大規模災害発生時における地方公共団体の業務継続の手引き」でも72時間を確保することが望ましいとされており、それに合わせて東京都が補助事業をつくった。
原動機の電力をずっと最大で使い続けた際に72時間なので、実際はもう少し長く使えると想定している。
燃料が尽きた際は一旦停止し、燃料を補給したうえで再稼働する。
地方創生臨時交付金の使い道指定は、前回と同じか
今回の地方創生臨時交付金について、国からは前回と異なる使い道に使うよう言われているのか。
今回第3次分で国から示されたとき、使い道は同じといわれている。感染対策、企業支援、新しい生活様式、どちらでも使えると。
ただし、昨今の経済状況等を踏まえて、具体的な活用分野に使ってほしいと国から示されている。
- 感染拡大の影響を受けている中小企業への支援
- 解雇、雇止め、内定取り消し等により職を失った方の雇用創出
に資する事業等が考えられ、これらの分野について、国の施策を補完する地方公共団体独自の措置を積極的に取り組むことを期待している、とあったので、まずはそういうところを考えていきたい。
自主防災組織への200万円は何か
自主防災組織への200万円の予算とは。
避難所における3密の回避や分散避難のための設備の拡充として、
- 災害用テント
- 段ボール製簡易ベッド
- それらを収納する物置
について、申請して通ったもの。
市内の空き家数は
現在の市内空き家の数は。
全軒数を把握しているわけではないが、現在把握している空き家は259軒。
鎌倉公園の総事業費は
鎌倉公園の総事業費は。
今後行われる不動産鑑定、損失補償算定、公園の設計が進む中で変わることがあると思うが、今現在の概算で、
- 用地費:約57億円
- 補償費等:約9億円
- 整備費:約8億円
そのほかの費用も含めて、総事業費で約76億円を見込んでいる。
都市計画税を充当するとともに、都や国の補助金を活用しながら事業を進めていく。
鷹の台公園の総事業費は。
鷹の台公園の総事業費は。
用地取得にかかった費用は約22億3,000万円。
整備に係る費用は、鎌倉公園の概算費用を参考に算出した、あくまで市が整備した場合の費用として、工事費が約3億6,000万円ほど。
地場産野菜利用率3割を維持するための予算は入っているか
給食の地場産利用率3割を目指すということだが、それを維持するための予算は入っていないのか。
農業振興計画の方で30%を目標にしている。令和元年度決算では30%を超えてきたところ。
代替給食で使用率が30%から下がることは間違いないと答弁してきたが、何割くらいになるのかは現時点では不明。
JAのほうではキムチなどを加工品として納品していただくなど地場産野菜を使用することに努めていただいている。
予算には乗せていないが、市長部局やJAなどと協力しながらできるだけの使用率を保つよう努めていく。
小平駅南口の有料駐車場は同じ場所に建て替える前提か
小平駅南口の有料駐車場の調査は、同じ場所に建て替えることを前提とした調査なのか。
今の場所に再建すべきか、ほかの場所に移すべきか、こういうものも含めて、機能の更新、規模など検討する。同じ場所に建て替えることが決まっているものではない。
しかし、もともとこの駅前広場の駐輪場は、都市計画道路が決定された昭和38年に決定されており、その後昭和56年当時に放置自転車が多かったとき、この道路区域から外して自転車駐輪場を建てた経緯がある。
その後、平成17年度の法改正で、道路区域内においても自転車駐車場が建設できることになった。そこも含めて、今回更新するに当たっては、その場で建てるにしろ建てないにしろ、この場所は道路区域に戻すということが市としての方向性として決まっている。
市債に限度額はあるか
市債に限度額はあるのか。
市債は、財源確保と世代間の負担の均衡を図るために活用している。特に限度額として、これ以上借りていけないというのはないが、借りられるものの上限は決まっている。
国のように、お金がないから借りるということは市ではできない。普通建設事業と言われている工事的なものに対し、その事業費に対して何%は借りられるという上限はある。
もうひとつは、臨時財政対策債があり、市の歳出事業に対して歳入が足りない時に借金をして市債を発行してくださいということで、その上限額がある。それも年度ごとに変わってくる。
市として限度額いっぱいに全部借りるということではなく、借りると返す時に義務的経費になるため、将来世代の重い負担にならないようバランスを見ながら借りる計画を立てている。
新規就農者定着支援事業で、コイン販売機を用意する理由は
新規就農者定着支援事業で、コイン販売機を用意する理由は。
収納したばかりでまだ資金も少ない中で、新たな販路を確保して収入を上げていくためには直売所がほしいとなるが、無人販売所ではだいたい3割から4割で、1円、5円、10円、あるいは無料で持っていかれてしまうということから。
地域農業担い手支援事業に追加して都市農業経営力強化事業を行う理由は
すでに独自で地域農業担い手支援事業を行っているのに、都市農業経営力強化事業を今回あえて追加で行う理由と、パイプハウスにした理由は。
担い手支援事業は上限額が非常に低いが、都市農業経営力強化事業の方は、東京都から約5千万円出る。市からも2,500万円、最大で1億円までの事業が対象になる。
規模の大きなもの、パイプハウスなどが対象となる。パイプハウスは、品質管理として、雨をよけ、温度管理もできるという形でパイプハウスを採用している。
パイプハウス等整備の「等」とは何か
パイプハウス等整備への等とは何か。
養液栽培システム、たとえばトマトの水耕栽培や、イチゴの水耕栽培といったシステムの導入。
市内施設の洋式トイレ設置率は
学校、公共施設の洋式トイレ設置状況は。
学校施設関係のトイレ洋式化率は、
- 体育館のトイレ:完全に完了
- 小・中学校の校舎:令和2年度末で62%、令和3年度末で65%
現在のペースだと100%達成までに十数年ちょっとかかる。
公民館のトイレ洋式化率は、昨年度末の状況で約66%。
現在の毎年3基のペースだと、100%達成までに約7年かかる。
公園のトイレ洋式化率は、80.6%。
令和6年に100%達成の見込み。
付託委員会での取り扱い
採決
- 一人会派の会:反対❌
- 政和会:賛成⭕️
- 市議会公明党:賛成⭕️
- 共産党小平市議団:賛成⭕️
賛成多数で、可決すべきものと決しました。
本会議での主なやり取り
討論
討論は6月定例会にて行われました。
採決
採決は6月定例会にて行われました。