議案第49号 小平市立学校冷暖房設備整備基金条例

総務委員会付託

📄会議録(初日委員会最終日

ポイント

  • 小平市立の小・中学校体育館に冷暖房設備を整備する基金を新たに設ける条例
  • 議案第42号でこの補正予算が計上され、同様に審議されました
  • 全会一致で可決しました

⭕️ 私(安竹洋平)の判断:賛成

夏の猛暑日や、冬のあまりにも寒い日などは、体育館にも冷暖房が必要と思います。議案第42号のまとめにも記載しているとおり、次の理由もあり、賛成しました。

  • 既存の教育費に影響を与えないよう別建てにする目的で基金を設置した
  • 学校冷暖房設備の設計工事費に国の事業債を使うことで該当分が7割戻る

提案理由の説明

(小林洋子市長)

本案は、早期かつ円滑な小平市立学校の体育館への冷暖房設備の導入に向けた新たな冷暖房設備の設置、及び維持管理、並びに小平市立学校の既存の冷暖房設備の維持管理に要する財源を確保するために、小平市立学校冷暖房設備整備基金を設置するものです。

基金として積み立てる額は、毎年度、一般会計歳入歳出予算で定めるものとし、本年度においては、一般会計補正予算第8号に7億2千500万円を計上いたしております。

施行期日につきましては、公布の日を予定いたしております。

資料

主な質疑

これは要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。なお、質問の意図を分かりやすく簡潔にするため、議員の質問に関しては、ほとんどの部分で大幅に手を加えています。また、簡略化のため、市民、議員、理事者側(市役所側)の発言から、敬語表現の多くを省いています。実際は、特に理事者側のすべての答弁は、市民に対する敬語表現でなされています。

冷暖房設備整備基金の設置は、市長の指示によるものか

冷暖房設備整備基金の設置は、市長の指示によるものか。

この基金の設置をすること自体については、市長からの指示があって動いたものではない。

冷暖房整備基金を約7億円積み立てる一方で起債することについて、詳しく解説を

冷暖房整備基金を約7億円積み立てる一方、起債するという手法について、詳しく解説を。

今回7億2,500万円を第8号補正予算のほうで計上している。大きくはこの中で4点あり、次のように試算している。

  1. 3億800万円:体育館の冷暖房設備の設計と工事
  2. 2億7,900万円:維持管理のための光熱費
  3. 6,750万円:冷暖房設備のメンテナンス費
  4. 7,050万円:学校冷暖房設備の修繕料

1の設計と工事については、一般財源と、緊急防災・減災事業債で、事業債は100%充当でき、普通交付税でそれの7割が措置される。すると残りの3割の部分(9,240万円)が市の持ち出しになる。

ということで、緊急防災・減災事業債で借金をしながら、これはある意味、設計工事ということで投資的な事業ということもあるので、国から借金をしながら実施をしていく。

一方で維持管理費もある。一般財源で必要な持ち出しの部分については必ず支出が必要な額なので、この見積りにしたがって基金化をした。

財政の柔軟性が失われる点についてはどう考えるか

基金に積むことで財政の柔軟性が失われる点についてはどう考えているか。

指摘のとおり、自由に使えないことは使えないが、確実に支出する必要のある経費ということで、今回見積もっている。

一般財源などに資金融通できるものか

この冷暖房設備整備基金は、財政調整基金のように、一般財源などに資金融通できるものではないということでよいか。

資金運用の問題として、会計間あるいは基金の中で相互に効率的に確実な運用をしなければならないが、その中で過不足がある場合については、繰替運用ができるという規定が会計事務規則の中にある。

仮に実行する場合は、この繰替運用という処理をする。

議案にあまり関係ない質問でした。すみません。疑問に思っていたことを聞いてみました😅

📘 繰替(くりかえ)運用

一般財源などで一時的に現金が不足する場合に、基金のお金を充てることがあり、これを繰替運用と呼ぶそうです。

一般財源のように、さまざまな事業に使えるというわけではないのですが、資金繰りという面では、一応、流動性は確保されているということになります。

ほかの基金にかなり余裕があるので、この基金を繰替することはないだろうと思います。

(歳計現金等の運用)

第16条 会計管理者は、一般会計、特別会計及び基金の所属現金に過不足があるときは、相互に繰替運用をすることができる。

2 前項の場合においては、市中金利の範囲内で利子を付するものとする。ただし、収支の計算上過不足が生じたときに、相互に繰入れ又は補てんする関係にある各会計及び基金間の繰替運用は、この限りでない。

小平市会計事務規則・第16条

維持管理費には何が含まれるか

新設の冷暖房設備や既存の冷暖房設備に関して、維持管理費には何が含まれるか

小平市東京オリンピック・パラリンピック子ども夢・未来基金でどんどん解釈が広がっていき、痛い目を見ているので。

主なものとして、次のようなメンテナンス費用を想定している。

  • 体育館冷暖房設備のフィルター清掃
  • 室内機、室外機の定期点検
  • 毎年の簡易な点検
  • その他フロンガスの漏えい定期点検

なお、電源供給設備は維持管理の中には含んでいない。

この議案は総務委員会に付託されました。主な質疑を記します。

向こう15年分を見積っているとしたが、15年後はどうするのか

向こう15年分を見積っているとしたが、15年後はどうするのか。

たとえば更新費用についてもこの基金を活用していくという方向転換をするのであれば、(15年後も)必要。あるいは今後、基本設計、詳細設計をやっていく中で、我々が想定している以外の費用がかかってきて、それが大きな額になってきた場合については、ある程度基金の充足も必要。その辺は検討の余地があると考えている。

断熱工事もしてはどうか

断熱工事もしてはどうか。

他市では複数市が断熱対策を講じているが、非常に費用がかかる。1校当たり1,000万円以上、あるいは3,000万円かけている市も見受けられる。

効果について直接聞いたところ、若干抑える効果があるのではないかという話も聞いている。費用対効果が見えないところがある。

そのあたりも整理しながら、現実的にはランニングコストの抑制が非常に重要になってくるので、設計の段階で、高効率で消費電力の低い機器をしっかりと導入していくこと、運用の部分で、使用の時間や温度など、そういった設定をしっかり整理しながら使ってもらうことが重要。

公共施設整備基金は使えないのか

公共施設整備基金は使えないのか。

公共施設整備基金は、大規模改造工事などが想定される。今回は設備の増築という備品的なもの、大きいものなので、施設整備、施設の附帯設備だという話もあるかと思うが、ちょっとここにはなじまないのかなと考えており、公共施設整備基金の導入は考えていない。

既存の冷暖房設備の維持管理費はどれくらいか

既存の冷暖房設備の維持管理費はどれくらいか。

小学校、中学校合わた修繕料は次のとおり。

  • 令和2年度:730万円
  • 令和元年度:260万円
  • 平成30年度:410万円

向こう15年分を見積ったとしているが、15年の根拠は

向こう15年分を見積ったとしているが、15年の根拠は。

こういった冷暖房機器の一般的な耐用年数。

既存の教育費との兼ね合いは

既存の教育費との兼ね合いは。

基金という形で確保したとしても、たとえば教育費へのしわ寄せがいってしまうんじゃないかという心配もあると思うが、ここで基金を造成しようと考えたのは、詳細説明にもあったが、後年度の教育費などの既存の事業に極力影響を与えないということ。

これは当然一般会計の中に繰り入れていく基金になるが、ある意味、別建てと考えてもらえれば。要するに、この7億2,500万円は、この費用に充てるんだということを別枠で確保していると捉えてもらえたらよい。

付託委員会での取り扱い

採決

全委員が賛成⭕️

本会議での主なやり取り

討論

なし

採決

全議員が賛成⭕️し、可決しました。

賛否一覧

賛否一覧はこちらをご覧ください。