議員提出議案第40号 次回以降の生理用品の配布事業では市内全ての学校などを対象とすることを求める決議について

生活文教委員会付託

📄会議録(初日委員会最終日

ポイント

当一人会派の会から、橋本久雄議員が提案した、小平市に対する決議の提案です。詳しくは提案書をご参照ください。

決議とは、意見書と同様に、議会の意思を表明することです。意見書のように地方自治法に明確な規定はありませんが、政治的効果を期待したり、議会の意思を対外的に明らかにするために行われます。本会議での議決によって決まります。

  • 賛成多数で可決しました

⭕️ 私(安竹洋平)の判断:賛成

生理用品配布事業の補正予算案が出された際に指摘しましたが、この事業には、こちらのまとめに記載したとおりの懸念事項があります。

この決議は、その懸念事項のうちのひとつを解消するものですので、賛成しました。

提案理由の説明

(橋本久雄)

前回のときに、ここにも書いてあるように、小平市大学連携協議会に参加していない朝鮮大学校や、あるいは高校とか専門学校などが対象にならなかったということがあるものですから、次回同様の配布事業をやる場合には、すべての学校などを対象にしてほしいという決議であります。

至ってシンプルな決議ですので、御賛同よろしくお願いします。

資料

主な質疑

これは要約ですので、正確な質疑内容は会議録をご参照ください。なお、質問の意図を分かりやすく簡潔にするため、議員の質問に関しては、ほとんどの部分で大幅に手を加えています。また、簡略化のため、市民、議員、理事者側(市役所側)の発言から、敬語表現の多くを省いています。実際は、特に理事者側のすべての答弁は、市民に対する敬語表現でなされています。

なし

この議案は生活文教委員会に付託されました。主な質疑を記します。一人会派の会からは、伊藤央雄議員が委員長として参加しました。

次回以降の生理用品配布を求めているわけではないか

次回以降の生理用品の配布を行うことを求めているわけではないことを確認させてもらう。

2回目の生理用品の配布事業は、必要だなと判断すればやっていただきたい。積極的にどうしてもやれということではないが、依然としてコロナ禍で収入が減っている方がいるわけですから、時期を見て、そういう客観的なデータに基づいてやっていただきたい。

朝鮮大学校を特に強調しているのではなく、あくまで市内すべての学校が対象か

本文中に記載があるが、朝鮮大学校を特に強調しているというわけではなく、あくまで市内すべての学校を対象とするということでよいか。

朝鮮大学校を強調しているのではなく、前回審査のときにそれが話題になった。朝鮮大学校だけを問題にしているのではなく、もっと必要な方がいる可能性はある。そういうこともちゃんと調べてやってほしいということ。

「すべての学校など」の「など」とは

「すべての学校などを対象とする」とあるが、「など」とあるのはどこを想定しているか。

一条校ではない、たとえば、この中で言えば、大学連携協議会に参加している大学は7つあるが、職業能力開発総合大学校は、大学ではなく、国の機関。などには、そういうものが含まれている。専門学校も。

本文は朝鮮大学校を決め打ちのように感じるが文言訂正等はできるか

タイトルで、市内すべての学校などを対象と、などがついているが、下の本文では朝鮮大学校はと、などという表記からは、決め打ちのような状況で、整合性が取れないと感じているが、文言訂正等は考えられるか。

先ほど提出者と協議し、文言訂正はしないという確認をした。理由の中に書いてあるのは、なぜ今回こういうのを出すに至ったか経過を説明する意味で、大学では朝鮮大学校だけが外されたといういきさつがあったので、朝鮮大学校はと記載をしただけ。

市からは特にない。

次回配布予定はあるか

次回配布予定はあるか。

少し在庫が残ったので延長した。その関係で、現時点では、次回やるかやらないかという判断は、今のところは持ち合わせていない。

現在の在庫数は

現在の在庫数は。

6月末から8月末まで約2ヵ月間で、当初準備した2,280人分のうち、約4分の3、約1,500人分の配布を終了。8月末時点で約600人分の在庫で延長をスタートしている。

同封した女性相談のカードから問い合わせ等はあったか

女性相談のカードを入れているが、そこからの問い合わせ等はあったか。

8月末時点では、特に確認が取れない。約1,700人分にカードが渡っているので、長い目で見て、相談につながっていく方がいるのではないかと見込んでいる。

効果をどうやって測定するか

今回の配布は試験的に始めた事業と記憶しているが、結果については、どんな検証、分析を行い、事業継続についてはどんな基準で判断するのか。

初めてのことなので基準は持ち合わせていない。今までどれぐらい出て、どれぐらいお困りの方につながってきたのかを判断する必要がある。

今つながっていなくても、今後、そのカードを持ったことでその相談先につながれば、効果があったんだろうと私たちは捉える。現時点では、こうなったからどうだということは、言いづらい。

すべての学校に配布する場合の予算は

すべての学校に配布することになった場合、追加で予算はどれぐらいかかるか。

どれぐらい必要としている学生がいるか、学校単位でアンケートを取ったとき、本当に必要だというような要望があるかどうかも、現時点では分からないので、個数については把握できない。予算についても現時点では把握できない。

なお、市の公共施設の相談先には、どこから相談を知ったか聞くようにしている。そこでカウントができる。

多く配布されたのはどこか

多く配布されたのはどこか。

市役所の1階、2階の窓口、中央公民館。

朝鮮大学校がブルーベリーリーグに加盟していない理由は

朝鮮大学校が配布の対象に含まれない理由は、ブルーベリーリーグに加盟していないという理由だった。

ブルーベリーリーグに加入する条件はあるか。また、朝鮮大学校から加盟したいという申出はかつてあったか。

昨年度の連絡調整会議の中で、朝鮮大学校の加入についてというのが話題になったのも事実。ただ、そのときに、これは多数決ではなくて全会一致で、まだほかの大学を入れる時期ではないだろうと。

現在の7大学でしっかりとスクラムを組み、もっと学生同士の交流や、学生が地域に飛び出していこうと、地域貢献をしていこうというようなところで意見がまとまった。なので、現時点では入っていない形。

また、事務局には、加盟したいという大学からの声は届いていない。

付託委員会での取り扱い

採決

会派名⭕️賛成/❌反対
政和会
公明党
フォーラム小平⭕️
共産党小平市議団⭕️
まちづくり市民こだいら⭕️

賛成少数で、否決すべきものと決しました(会派別では賛成多数ですが、委員数で決まるため否決が多数になりました)。

なお、一人会派の会は委員長として参加しているため、採決には加わっていません。

本会議での主なやり取り

討論

会派名⭕️賛成討論/❌反対討論
一人会派の会⭕️
政和会
公明党
フォーラム小平⭕️
共産党小平市議団⭕️
生活者ネットワーク⭕️
まちづくり市民こだいら⭕️

一人会派の会の賛成討論

代表して橋本久雄議員が賛成討論を行いました。

(橋本久雄)

この生理用品の配布事業は、6月定例会で提案をされたときに、審議の中で、私が、大学と言っているけれども、全ての大学なんですかというような質問の中で、朝鮮大学校は一条校ではありませんが、大学連携協議会に限定して配布をするという説明があったものですから、朝鮮大学校は大学連携協議会に入っていないので、この大学校はどうなるのかという質疑の中で、ここは対象になっていないということが明らかになったわけです。

そのときは、例えば高校とか専門学校も対象になっていないので、そこまで私も考えが及びませんでしたが、だからこのときに本当は理事者の皆さんが、特段問題がないわけですから、休憩をして協議して、対象にしなかったけれども対象にしますと一言言ってくれれば、それで済んだことなんです。市長に聞けばいいんですよ、そのくらいのことは。やはり議会と行政が連携をして、いい事業なんだからやっていくぐらいの取組--小平市議会と行政ってそういうことはないよね。そういうことをぜひやっていただきたいなというふうに改めて実は思った次第なんです。

でも、決めたことだから変えないということで、結局、朝鮮大学校の当事者の方とかも要請をしたりとか、いろいろしたようですが、そういう中でそういう柔軟な対応も欲しかったなと思いますが、していただけなかったので、この決議を出そうということにしたわけです。

この朝鮮大学校という文言が入っているのは、繰り返して言いますが、朝鮮大学校だけが排除されたという事実に基づいて、説明の中にこれを加えただけであって、殊さら強調していることでも何でもありません。

皆さんが国会でも頑張ってやったんだということは大いに評価しますが、だとすれば、反対をするんじゃなくて、朝鮮大学校を文言の中にこうやって入れるのはちょっと課題があるけれども、でもこの趣旨はいいことなんだから賛成しますぐらいのことを言ってほしいんですよね。

以上をもって、議員提出議案第40号、次回以降の生理用品の配布事業では市内全ての学校などを対象とすることを求める決議について、賛成をいたします。

それ以外の会派の討論はこちらをご参照ください

採決

議員名(会派名)⭕️賛成/❌反対
安竹洋平(一人会派の会)⭕️
伊藤央(一人会派の会)⭕️
橋本久雄(一人会派の会)⭕️
(政和会)
(公明党)
(フォーラム小平)⭕️
(共産党小平市議団)⭕️
(生活者ネットワーク)⭕️
(まちづくり市民こだいら)⭕️

賛成多数で可決しました。

賛否一覧

賛否一覧はこちらをご覧ください。